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ついにHDDは1台で12TBへ! HGST Ultrastarシリーズ 12TB

2017年9月7日 木曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 6 秒

日々肥大化していくデータに頭を悩ませている方多いと思いますが、ついに1台で12TBを実現するHDDが発売になります。

HGST HUH721212ALE600HGST 12TB SATA Utrastar 7,200rpm 6Gbps

82,620円(税込)

 

 

 

 

 

 

耐久性はEnterprise向けのHDDらしくMTBF250万時間

ちなみに速度は・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあHDDとしては順当ですかね。

1台のSATA HDDとしては上々です。

何といってもこの製品のウリは耐久性ですから!!!

容量が足りないと日々お嘆きの貴方、是非行っちゃいましょう。

安心のメーカー5年保証付きです。

 

とはいえ高額すぎて個人やSOHO向けでは購入が難しいのも事実。

より安価にデータ容量を確保したい方には同時発売の

HGST 0S04037 10TB SATA Deskstar NAS 7,200rpm 6Gbps

48,600円(税込)

がおすすめです。MTBFは100万時間とサーバ向けのHDDに比べて劣りますが、耐久性は折り紙付きです。

安心のメーカー3年保証付き

2機種ともに共通ですが、ヘリウム充填HDD採用のため特筆するべきは静音性です。

回転振動センサーがついていますので、最大36ベイまで(Ultrastarシリーズは制限なし)動作が確認されていますので、大規模なNAS装置での動作も問題なし。

若干割安になる2台セット、4台セットもご用意しています。

でっかいHDDをお探しの方、お一ついかがでしょう?

 

NVMe DC P3520で起動実験

2017年5月19日 金曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 0 分 48 秒

先日ご紹介しましたKSG AMERICA 経由で、日本では納期2ヶ月近くかかりますIntel NVMe DC P3520 2TBを入手しました。実際、アメリカでも争奪戦が起きているカードです。弊社では担当者が色々頑張ってくれたおかげで上手く入手できました。NVMe最大の特徴としてOSのブート領域に使用できることです。今回入荷しました2TBのように大容量ですとこのカード1枚だけ入れてサーバの運用も十分可能です。Supermicro XeonD搭載サーバ5018D-FN8Tに取り付けて起動できるか検証してみました。

こんな感じで取り付けます。右隣のHDD搭載ベイをふさぐようになるためケーブルの取り回しが非常に難しくなります。

OSのインストールですが、BIOSをUEFIに変更して2012R2が無事インストール完了。

デバイスマネージャーで確認しますとNVMeしかありません。

おなじみのベンチマークを通してみました。

十分な良いスピードが出ています。これで省電力+超高速サーバが出来上がりました。

NVMeは少々値が張ることと、本体とOSを選ぶ事はありますが、今まではSSDを複数本束ねないと実現出来ない速度がいとも簡単に出すことが出来ます。弊社でもコストより速度を求めるお客様からの引き合いが続いております。DBや仮想化でモッサリ感が無くなったと好評です。

今後も弊社在庫の他機種でNVMe起動が出来るか検証していきます。

Windows Storage Server 2012R2が6月末で受注完了となります。

2017年5月18日 木曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 0 分 16 秒

弊社オリジナルサーバとしてご好評をいただいております各サーバのWindows Storage Server 2012R2インストールモデルですが、メーカー出荷が6月末で終息となるため、6月末の御注文をもって終了となります。

以降はWindows Storage Server 2016での御注文を承ります。

Windows Storage Server 2012R2インストールサーバをご希望のお客様はお早めにご検討ください。

AIC社のストレージ向けベアボーンサーバを取り扱い開始しました。

2017年3月17日 金曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 0 分 57 秒

先日、台湾のAIC社のJBODを取り扱い開始しましたが、ベアボーン型PCサーバの取り扱いも開始いたしました。一般的なサーバ用途で使用することも出来ますが、AIC社のサーバの強みはHDDを大量に搭載するケースデザインです。

1Uで3.5インチ4ベイのモデルから4Uで3.5インチ24ベイといったスタンダードなストレージサーバをラインナップ。さらに、ラックのスペースを減らしつつ大容量を確保したいといった要望に答えた、恐らくAIC社オリジナルのケースで、1.5Uで3.5インチ16ベイと3Uで3.5インチ32ベイの引き出し型ストレージサーバも御座います。1列のHDDトレイで8台搭載可能。1.5Uは2列、3Uは4列搭載。HDDはホットスワップではありません。

MotherboardはAIC社オリジナルです。E5-2600V4対応。Dual可能。メモリは16スロットでPC4-19200対応。オンボードでIntel x540を2つ搭載。標準で10Gが使用できます。標準ではバックプレーンはオンボードのLSI SAS3008と接続。JBODなのでRAIDは0,1となります。RAID6やキャッシュを必要な場合はLSIのRAIDカードを搭載する必要があります。RAIDカードを搭載しました状態で出荷も可能です。

ただいま店頭にて3Uラック型3.5インチx16のSB-302LBと3Uラック型3.5インチx32のSB-303LBを展示中です。お気軽にご来店ください。

弊社はAIC社とビジネスパートナー契約を行っております。AIC社のWEBサイトに御座います商品は取り扱いが可能ですので今回ご紹介いたしました機器以外で導入をご検討の際はご一報頂けますでしょうか。お見積もりいたします。

東芝製ニアライン6TB HDD特価

2016年11月10日 木曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 0 分 16 秒

TOSHIBA MG04ACA600E 6TB ニアラインHDDの特価品が入荷いたしました。

スペック:6TB 7,200rpm 6Gbps SATA 3.5インチ 512byte Emulation

サーバやワークステーションのデータ保管用、ストレージ用途でのご利用に最適です。

もちろんパソコンでもご利用頂くことが可能です。

 

20台以上ご入り用のお客様は別途ご相談ください。

 

HGST 4U60ストレージエンクロージャのパフォーマンス

2016年9月5日 月曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 3 分 17 秒

日々巨大化していくコンピュータのデータ容量

その巨大なデータ容量要求に応えるのは日々厳しくなりつつあります。

もちろん大金をかければ大容量ストレージは購入出来ますが、EMC,NetAPP,HP,IBM等の著名メーカーのストレージは導入するのが到底無理・・・・というのが実際のところではないでしょうか。

ドライブ単体で10TBに到達していますが、1台では容量も速度も全然足りていない方がいらっしゃるのも事実。

そのジレンマを解決するストレージが登場しました。

4U60_4Tx60

 

 

 

 

 

 

 

 

HGST JBOD 4TB NL-SAS 60台搭載エンクロージャ
(HDD 60台含む)
外部インターフェース 12Gbps SAS
※接続には別途RAIDカードが必要です。
200V専用 リダンダント電源(標準2基)
12Gbps接続用 2mケーブル1本付属
メーカーセンドバック2年保証
価格:2,340,000円(税込)

こんなものでは容量が足りないという方は6TB 60本モデルもお取り寄せ可能です。

肝心のパフォーマンスですが、

ProliantDL360pG8
Xeon E5-2640 2基、16GBメモリ、300GB SAS 10krpm HDD 1台
Smart Array P420i/1GBキャッシュ
JBODストレージ接続用に富士通 EP420e(LSISAS3108) アレイコントローラカード PCI-Express3.0 2GBキャッシュ
OSはWindows Server2012R2 Standard 本体内蔵のRAIDから接続した300GB SAS HDDにインストールしました。
CrystalDiskMarkを使用して測定

■設定1
4TB 32本 RAID0構成(ライトバックキャッシュ有効 ドライブキャッシュ無効)
LSIのRAIDカードは1LUNあたり32本までしか設定が出来ない為この構成になりました。
パフォーマンスは抜群ですが、さすがにコレで運用するのはリスクが高すぎますね。
リスクを負ってでもパフォーマンスを追求したい方はこの設定で。
お勧めはしませんが・・・・

DL360pG8+JBOD_RAID0_4Tx32

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下記はHDD残量が10%を切った段階でのベンチマークです。

新しいビットマップ イメージ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■設定2
4TB 28本 RAID5(ライトバックキャッシュ有効 ドライブキャッシュ無効)
先ほどのRAID0設定にHDDをもって行かれてしまったので、28本構成に。
本当は30本ずつにするべきなんでしょうが、RAID0設定に比べてHDDの本数も少ない割に、思ったよりもパフォーマンス低下が少ないです。
もちろん本格的なフラッシュストレージに比べると速度面では劣りますが、同じ容量をフラッシュストレージで構築しようとするとお値段の桁が1個変わってしまうので、費用面を加味するとこのJBODストレージでRAID5またはRAID6が現実的だと思います。
もちろん接続するRAIDカードやサーバ本体はバス周りが高速であることが条件になります。

DL360pG8+JBOD_RAID5_4Tx28

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらも下記はHDD残量が10%を切った段階でのベンチマークです。

さすがにRAID5はパフォーマンスが低下していますね。

新しいビットマップ イメージ (2)full

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベンチマーク結果だけでは満足出来ないというお声が出そうなので、実際にデータを大量に溜め込んで、そのファイルをバックアップしてみました。

ちょっと意地悪にロングファイルネームを全力活用しています。

 

使用ソフトウェア:RealSync

バックアップデータ:96,691,512MB(約96.7TB)

終了時間:44時間28分

 

使用ソフトウェア:FastCopy

バックアップデータ:96,691,512MB(約96.7TB)

終了時間:14時間58分

内部転送とはいえ、強烈に早く終わりました。

バックグラウンド転送はしていないので間違ってはいないと思うのですが。

fastcopy_ベリファイなし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに間違えてベリファイを有効にしてしまったところ、1週間以上かかりました・・・・

この使用方法は実用向きではないですね。

fastcopy

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

標準保証はメーカーのセンドバック保証ですが、スペアディスクは別途ご提供可能です。

既に小型のストレージでは容量が足りない方は是非ご検討ください。

 

転ばぬ先の杖 HDD予防交換のススメ

2016年8月8日 月曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 42 秒

本格的に夏になり、毎日暑い日が続いています。

特に先週あたりからは極端に暑くなっており、機械製品には大変厳しい状態になっています。

炎天下のなか携帯電話を使っていたら熱暴走したり、充電が出来なくなったりといった不具合に合われた方も多いのではないでしょうか。今年は特にポケモンGOを炎天下の公園でやっていたら・・・・といった事象が増えている様子。

実はこの温度による問題は機器を操作出来なくなる不具合以外にも機器の寿命にも影響があります。

 

サーバやパソコンでもこの現象と無縁ではなく、高温のまま使用し続けると著しく性能が低下したり、故障しやすくなります。特に温度の高い環境下でシステムを運用すると故障する確率が大幅に上がることがわかっています。

各メーカーから発売されている一般的なデスクトップ用のHDDの故障目安は3年程度と言われますが、この故障目安、実は一日8時間、40度以下で維持した場合に限りますので、サーバで使用した場合、現実にはこの枠の中で運用するのはほぼ不可能であることがわかります。

物理的にガリガリ音がしていたり、明らかに回転していないものの故障は判別が簡単ですが、一見きちんと動作しているように見えるHDDの障害はどうやって見分ければ良いのでしょうか?

 

ちなみに以前はよくHDDの故障目安としてMTBF(平均稼働時間)が利用されて居ましたが、MTBFの算出方法は磨耗や経年劣化、熱の影響等を考慮していません。

とはいえHDDが故障しているかどうかの指標がないとどのタイミングで交換をすれば良いのか判断するのが難しいのが実情です。

 

そこで最近よく利用されているのがS.M.A.R.Tです。

現在市販されているHDDはこの機能を搭載していますので、HDDベンダーのWebサイト上にあるツールや、フリーソフトなどを利用すればHDDの状態が良好かどうかの指標に出来ると思います。

RAID環境下に有る場合、この手のツールからは直接閲覧が出来ないこともありますので、Avago(旧LSI Logic)製品などはMegaRAID Storage Managerを使用してください。

リードエラーや代替セクタの使用量、各種エラーレートなどを参照して障害判定をするため、サーバメーカーの公式診断用のデータとしても利用されています。

S.M.A.R.Tの診断ツールで深刻なエラーと判定されたものはもちろん、速度が低下していたり、エラーレートが増えていたり、代替セクタの残り領域が少なくなっていたりする場合はそのHDDは交換をお勧めします。

特に、一般的なデスクトップ用HDDをサーバ内に転用している場合は、1~2年周期での交換をお勧めします。

 

障害が起きつつあるのに気づかずにいて故障した結果、データを全て失うという悲しい結果にならないように、HDDの健康状態に気をつけましょう。

万が一故障してからのデータ復旧になると機器のリプレイスが何回も出来てしまうほどの費用がかかってしまう可能性も・・・

もちろんバックアップも忘れずに!!!

 

HGST製10TB HDD HUH721010ALE600の速度テストをしてみました

2016年6月24日 金曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 54 秒

HGST製 10TBをお借りすることが出来ましたので、 早速サーバ機に取り付け、テストを実施してみました。

ちなみに外観はこんな感じ

DSC_0182

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにヘリウム封入モデルなので、本体側面に隙間がありません。

初期のヘリウム封入モデルは横のねじ穴が4個しかなかったため、取り付けすることが出来る機器が限られていましたが、現在は改善されています。

 

テスト機はPrimergy TX1310M1サーバ

スペックはXeon E3-1226v3/4GBメモリ/1000Base-Tx2/電源1基

と普遍的なスペックです。

まずはPrimergy TX1310M1サーバのSATAポートにAHCI接続

TX1310M1_HUS721010ALE600_AHCI

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

既にHDDとは思えない速度が出ています。

 

次にPrimergy用のRAIDカードPY-SR3C34(キャッシュ1GB)を追加してテスト

RAID5構成 ライトバックキャッシュは有効です。

TX1310M1_HUS721010ALE600_3116

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1GiBだとばっちりキャッシュヒットしているので猛烈に早くなってしまいました。

 

これだとHDDのテストにならないので16GiBでテストします。

TX1310M1_HUS721010ALE600_3116_16Gib

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

HDD単体のパフォーマンスとほぼ変わらない結果になりました。

ドライブ単体で十分早いこともあり、RAIDカードがボトルネックになってしまっているのかもしれません。

とはいえ必要十分な転送レートは確保出来て居ますので、ファイルサーバとしては申し分無い製品といえます。

 

このドライブがすごいのは、長時間の稼働後もHDDの温度が40度を超えていないことと、動作中の静音性にあります。

特にこのHDD4台をRAIDで動作させた際の静かさは、静かで提供があるTX1310M1サーバが動いているのか不安になる程度でした。

オフィスのデスクサイドにサーバがあり、HDDガリガリ音が騒々しいとお悩みの方にはヘリウムシールのHDDはお勧めです。

 

商品のご購入はこちら

新品 HGST HUH721010ALE600 10TB 7,200rpm 6Gb NL-SATA(Ultrastar He10)

 

10TBは高くて手が出しにくいという方はこちらがお勧めです。

新品 HGST HUH728080ALE600 8TB 7,200rpm 6Gb NL-SATA(Ultrastar He8)

2.5インチHDD採用サーバのHDD容量不足に強力な味方が登場

2015年12月15日 火曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 15 秒

最近は2.5インチのHDDを採用したサーバが増えていますが、パフォーマンスの追求がしやすいものの、HDD容量不足になってしまうことが少なからずありました。

間違い無く動作をするHDDと言えば、SeagateのEnterprise Capacity 2.5がありますが、最大でも2TB(12月下旬頃発売開始予定)で、価格もかなり高いのが問題点でした。

とはいえノートPC用のHDDを転用すると、すぐに壊れてしまうことがあり、特にProliantサーバはノートPC用のHDDを挿入すると温度センサの異常と誤認識してFANが全開で動いてしまう問題がありました。

 

そんな問題点を解決する製品が東芝から発売になりました。

TOSHIBA MQ03ABB300 3TB 5,400rpm 6Gbps SATA 2.5インチ

HDD自体の厚みが15mmと一般的な2.5インチHDDに比べて分厚いですが、サーバで使用するなら問題にはなりません。

今回下記の機器構成でOSをインストール、パフォーマンステストを実施しました。

Proliant DL360 G7

CPU:Xeon E5606 2.13GHz QuadCore 1基

メモリ:16GB

HDD:TOSHIBA MQ03ABB300 3TB 5,400rpm 6Gbps SATA 2.5インチ 2台

RAID:Smart Array P410 256MBキャッシュ

RAID1 ライトバックキャッシュ有効

OS:Windows Server 2012R2

使用ソフトウェア:CrystalDiskMark 5.1.0

結果は・・・・

DSC_0094

複数回ベンチマークを実施しましたが回転数が低いこともあり、パフォーマンスにばらつきがありますが、データのアーカイブや速度を要求しないデータストアとしては十分利用出来そうです。

Proliantサーバ特有の、RAIDソフトウェアが機器の故障と誤検知して筐体内FANが全開で動作してしまう現象は、このHDDでは発生しませんでした。

既存でSAS HDDを使用していて、一時的に大きな容量を使用したい場合はコストパフォーマンスに優れた製品です。

データの一時保管用にいかがでしょうか。

大容量テープドライブ LTOでバックアップ。待望のUSBモデルも登場。

2015年11月11日 水曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 45 秒

テープ装置と言えば過去のデバイスと言われがちですが、まだまだ健在です。とは言っても全てが健在では無く現在の大容量ストレージ時代に合っているのはLTO6となります。非圧縮で2TBのデータを保管できます。今回は2種類のLTO6を検証してみました。 まず1台目は一番ポピュラーな内蔵型SASタイプです。IBM製です。当然のことながらSASカードが必要になります。今回は実験ですので無茶な接続方法をしておりますが、本来は5インチベイに内蔵となります。 IMG_3079   IMG_3080 2台目はUSB3.0で接続する外付けタイプです。こちらは株式会社ユニテックス様が開発しましたモデルです。一番のメリットは接続のためにSASカードを必要としないことです。USB3.0を搭載していれば省スペースのPCやノートPCでも使用できます。 IMG_3081 IMG_3082 LTO6はLTFS(Linear Tape File System)というフォーマットを持っています。この規格を用いてテープをフォーマットしますとHDD感覚でデータをドラッグ&ドロップできます。 IBMドライブはこちらから無償でダウンロードが可能です。

ユニテックス様のモデルはWindows版とMac版がございます。購入したドライブタイプにそのOS用のLTFSツールが付属しています。 今回はWindows上で実施してみます。

LTFS化しますとこのようにドライブのように見えます。ダブルクリックしますと普通に開きます。LドライブがSAS、UドライブがUSB3.0です。PC それではここにデータを送ってみます。今回は25GBのデータを1つ送ります。結果としては下記のようになりました。LTO6_25GB_SAS LTO6_25GB_USB3 速度面はやはりSASに軍配が上がります。公称値に近い値が出ています。USB3.0はSASには劣りますが他のUSB3.0デバイスと遜色ない程度の速度です。

通常のHDDやUSBメモリのようにちょっとしたデータを書き込み読み込みさせてみました。しかしテープですので毎回ヘッドが動いてしまい、レスポンスは非常に悪いです。このような使い方は向いていません。

今回はLTFSを実施しましたが、もちろん今まで通りの使い方も可能です。その場合はテープへの書き込みはARCSERVEやBackupExecといった昔から使われていますバックアップソフトを使用します。これらのソフトはLTFSに対応しておりませんのでご注意ください。またUSB3.0もサポートしておりません。

これらを踏まえると、使い方としてはある程度大きなデータを一気に書き込むことです。通常のファイルサーバのバックアップと言うより1プロジェクト単位のデータの保管と言った使い方になります。

ブルーレイ1枚を丸々使うような巨大サイズのCG、動画、設計図と言ったところでしょうか。または金融関係での音声データの保管に向いています。テープはHDDと違い保管しやすいのでタグを貼って金庫に保管することもできます。大事なデータを抜き出して保管できるのはテープデバイスの強みです。用件に合わせてバックアップを取り、もしもの時にも備えておきましょう。

ただいまこちらのLTO6をおすすめしております。

DELL 外付けSASモデル LTO6 ¥378,000

UNITEX 外付け USB3.0モデル LTO6 ¥689,040