‘ストレージ’ カテゴリーのアーカイブ

AIC社のストレージ向けベアボーンサーバを取り扱い開始しました。

2017年3月17日 金曜日
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先日、台湾のAIC社のJBODを取り扱い開始しましたが、ベアボーン型PCサーバの取り扱いも開始いたしました。一般的なサーバ用途で使用することも出来ますが、AIC社のサーバの強みはHDDを大量に搭載するケースデザインです。

1Uで3.5インチ4ベイのモデルから4Uで3.5インチ24ベイといったスタンダードなストレージサーバをラインナップ。さらに、ラックのスペースを減らしつつ大容量を確保したいといった要望に答えた、恐らくAIC社オリジナルのケースで、1.5Uで3.5インチ16ベイと3Uで3.5インチ32ベイの引き出し型ストレージサーバも御座います。1列のHDDトレイで8台搭載可能。1.5Uは2列、3Uは4列搭載。HDDはホットスワップではありません。

MotherboardはAIC社オリジナルです。E5-2600V4対応。Dual可能。メモリは16スロットでPC4-19200対応。オンボードでIntel x540を2つ搭載。標準で10Gが使用できます。標準ではバックプレーンはオンボードのLSI SAS3008と接続。JBODなのでRAIDは0,1となります。RAID6やキャッシュを必要な場合はLSIのRAIDカードを搭載する必要があります。RAIDカードを搭載しました状態で出荷も可能です。

ただいま店頭にて3Uラック型3.5インチx16のSB-302LBと3Uラック型3.5インチx32のSB-303LBを展示中です。お気軽にご来店ください。

弊社はAIC社とビジネスパートナー契約を行っております。AIC社のWEBサイトに御座います商品は取り扱いが可能ですので今回ご紹介いたしました機器以外で導入をご検討の際はご一報頂けますでしょうか。お見積もりいたします。

東芝製ニアライン6TB HDD特価

2016年11月10日 木曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 0 分 16 秒

TOSHIBA MG04ACA600E 6TB ニアラインHDDの特価品が入荷いたしました。

スペック:6TB 7,200rpm 6Gbps SATA 3.5インチ 512byte Emulation

サーバやワークステーションのデータ保管用、ストレージ用途でのご利用に最適です。

もちろんパソコンでもご利用頂くことが可能です。

 

20台以上ご入り用のお客様は別途ご相談ください。

 

HGST 4U60ストレージエンクロージャのパフォーマンス

2016年9月5日 月曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 3 分 17 秒

日々巨大化していくコンピュータのデータ容量

その巨大なデータ容量要求に応えるのは日々厳しくなりつつあります。

もちろん大金をかければ大容量ストレージは購入出来ますが、EMC,NetAPP,HP,IBM等の著名メーカーのストレージは導入するのが到底無理・・・・というのが実際のところではないでしょうか。

ドライブ単体で10TBに到達していますが、1台では容量も速度も全然足りていない方がいらっしゃるのも事実。

そのジレンマを解決するストレージが登場しました。

4U60_4Tx60

 

 

 

 

 

 

 

 

HGST JBOD 4TB NL-SAS 60台搭載エンクロージャ
(HDD 60台含む)
外部インターフェース 12Gbps SAS
※接続には別途RAIDカードが必要です。
200V専用 リダンダント電源(標準2基)
12Gbps接続用 2mケーブル1本付属
メーカーセンドバック2年保証
価格:2,340,000円(税込)

こんなものでは容量が足りないという方は6TB 60本モデルもお取り寄せ可能です。

肝心のパフォーマンスですが、

ProliantDL360pG8
Xeon E5-2640 2基、16GBメモリ、300GB SAS 10krpm HDD 1台
Smart Array P420i/1GBキャッシュ
JBODストレージ接続用に富士通 EP420e(LSISAS3108) アレイコントローラカード PCI-Express3.0 2GBキャッシュ
OSはWindows Server2012R2 Standard 本体内蔵のRAIDから接続した300GB SAS HDDにインストールしました。
CrystalDiskMarkを使用して測定

■設定1
4TB 32本 RAID0構成(ライトバックキャッシュ有効 ドライブキャッシュ無効)
LSIのRAIDカードは1LUNあたり32本までしか設定が出来ない為この構成になりました。
パフォーマンスは抜群ですが、さすがにコレで運用するのはリスクが高すぎますね。
リスクを負ってでもパフォーマンスを追求したい方はこの設定で。
お勧めはしませんが・・・・

DL360pG8+JBOD_RAID0_4Tx32

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下記はHDD残量が10%を切った段階でのベンチマークです。

新しいビットマップ イメージ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■設定2
4TB 28本 RAID5(ライトバックキャッシュ有効 ドライブキャッシュ無効)
先ほどのRAID0設定にHDDをもって行かれてしまったので、28本構成に。
本当は30本ずつにするべきなんでしょうが、RAID0設定に比べてHDDの本数も少ない割に、思ったよりもパフォーマンス低下が少ないです。
もちろん本格的なフラッシュストレージに比べると速度面では劣りますが、同じ容量をフラッシュストレージで構築しようとするとお値段の桁が1個変わってしまうので、費用面を加味するとこのJBODストレージでRAID5またはRAID6が現実的だと思います。
もちろん接続するRAIDカードやサーバ本体はバス周りが高速であることが条件になります。

DL360pG8+JBOD_RAID5_4Tx28

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらも下記はHDD残量が10%を切った段階でのベンチマークです。

さすがにRAID5はパフォーマンスが低下していますね。

新しいビットマップ イメージ (2)full

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベンチマーク結果だけでは満足出来ないというお声が出そうなので、実際にデータを大量に溜め込んで、そのファイルをバックアップしてみました。

ちょっと意地悪にロングファイルネームを全力活用しています。

 

使用ソフトウェア:RealSync

バックアップデータ:96,691,512MB(約96.7TB)

終了時間:44時間28分

 

使用ソフトウェア:FastCopy

バックアップデータ:96,691,512MB(約96.7TB)

終了時間:14時間58分

内部転送とはいえ、強烈に早く終わりました。

バックグラウンド転送はしていないので間違ってはいないと思うのですが。

fastcopy_ベリファイなし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに間違えてベリファイを有効にしてしまったところ、1週間以上かかりました・・・・

この使用方法は実用向きではないですね。

fastcopy

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

標準保証はメーカーのセンドバック保証ですが、スペアディスクは別途ご提供可能です。

既に小型のストレージでは容量が足りない方は是非ご検討ください。

 

転ばぬ先の杖 HDD予防交換のススメ

2016年8月8日 月曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 42 秒

本格的に夏になり、毎日暑い日が続いています。

特に先週あたりからは極端に暑くなっており、機械製品には大変厳しい状態になっています。

炎天下のなか携帯電話を使っていたら熱暴走したり、充電が出来なくなったりといった不具合に合われた方も多いのではないでしょうか。今年は特にポケモンGOを炎天下の公園でやっていたら・・・・といった事象が増えている様子。

実はこの温度による問題は機器を操作出来なくなる不具合以外にも機器の寿命にも影響があります。

 

サーバやパソコンでもこの現象と無縁ではなく、高温のまま使用し続けると著しく性能が低下したり、故障しやすくなります。特に温度の高い環境下でシステムを運用すると故障する確率が大幅に上がることがわかっています。

各メーカーから発売されている一般的なデスクトップ用のHDDの故障目安は3年程度と言われますが、この故障目安、実は一日8時間、40度以下で維持した場合に限りますので、サーバで使用した場合、現実にはこの枠の中で運用するのはほぼ不可能であることがわかります。

物理的にガリガリ音がしていたり、明らかに回転していないものの故障は判別が簡単ですが、一見きちんと動作しているように見えるHDDの障害はどうやって見分ければ良いのでしょうか?

 

ちなみに以前はよくHDDの故障目安としてMTBF(平均稼働時間)が利用されて居ましたが、MTBFの算出方法は磨耗や経年劣化、熱の影響等を考慮していません。

とはいえHDDが故障しているかどうかの指標がないとどのタイミングで交換をすれば良いのか判断するのが難しいのが実情です。

 

そこで最近よく利用されているのがS.M.A.R.Tです。

現在市販されているHDDはこの機能を搭載していますので、HDDベンダーのWebサイト上にあるツールや、フリーソフトなどを利用すればHDDの状態が良好かどうかの指標に出来ると思います。

RAID環境下に有る場合、この手のツールからは直接閲覧が出来ないこともありますので、Avago(旧LSI Logic)製品などはMegaRAID Storage Managerを使用してください。

リードエラーや代替セクタの使用量、各種エラーレートなどを参照して障害判定をするため、サーバメーカーの公式診断用のデータとしても利用されています。

S.M.A.R.Tの診断ツールで深刻なエラーと判定されたものはもちろん、速度が低下していたり、エラーレートが増えていたり、代替セクタの残り領域が少なくなっていたりする場合はそのHDDは交換をお勧めします。

特に、一般的なデスクトップ用HDDをサーバ内に転用している場合は、1~2年周期での交換をお勧めします。

 

障害が起きつつあるのに気づかずにいて故障した結果、データを全て失うという悲しい結果にならないように、HDDの健康状態に気をつけましょう。

万が一故障してからのデータ復旧になると機器のリプレイスが何回も出来てしまうほどの費用がかかってしまう可能性も・・・

もちろんバックアップも忘れずに!!!

 

HGST製10TB HDD HUH721010ALE600の速度テストをしてみました

2016年6月24日 金曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 54 秒

HGST製 10TBをお借りすることが出来ましたので、 早速サーバ機に取り付け、テストを実施してみました。

ちなみに外観はこんな感じ

DSC_0182

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにヘリウム封入モデルなので、本体側面に隙間がありません。

初期のヘリウム封入モデルは横のねじ穴が4個しかなかったため、取り付けすることが出来る機器が限られていましたが、現在は改善されています。

 

テスト機はPrimergy TX1310M1サーバ

スペックはXeon E3-1226v3/4GBメモリ/1000Base-Tx2/電源1基

と普遍的なスペックです。

まずはPrimergy TX1310M1サーバのSATAポートにAHCI接続

TX1310M1_HUS721010ALE600_AHCI

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

既にHDDとは思えない速度が出ています。

 

次にPrimergy用のRAIDカードPY-SR3C34(キャッシュ1GB)を追加してテスト

RAID5構成 ライトバックキャッシュは有効です。

TX1310M1_HUS721010ALE600_3116

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1GiBだとばっちりキャッシュヒットしているので猛烈に早くなってしまいました。

 

これだとHDDのテストにならないので16GiBでテストします。

TX1310M1_HUS721010ALE600_3116_16Gib

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

HDD単体のパフォーマンスとほぼ変わらない結果になりました。

ドライブ単体で十分早いこともあり、RAIDカードがボトルネックになってしまっているのかもしれません。

とはいえ必要十分な転送レートは確保出来て居ますので、ファイルサーバとしては申し分無い製品といえます。

 

このドライブがすごいのは、長時間の稼働後もHDDの温度が40度を超えていないことと、動作中の静音性にあります。

特にこのHDD4台をRAIDで動作させた際の静かさは、静かで提供があるTX1310M1サーバが動いているのか不安になる程度でした。

オフィスのデスクサイドにサーバがあり、HDDガリガリ音が騒々しいとお悩みの方にはヘリウムシールのHDDはお勧めです。

 

商品のご購入はこちら

新品 HGST HUH721010ALE600 10TB 7,200rpm 6Gb NL-SATA(Ultrastar He10)

 

10TBは高くて手が出しにくいという方はこちらがお勧めです。

新品 HGST HUH728080ALE600 8TB 7,200rpm 6Gb NL-SATA(Ultrastar He8)

2.5インチHDD採用サーバのHDD容量不足に強力な味方が登場

2015年12月15日 火曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 15 秒

最近は2.5インチのHDDを採用したサーバが増えていますが、パフォーマンスの追求がしやすいものの、HDD容量不足になってしまうことが少なからずありました。

間違い無く動作をするHDDと言えば、SeagateのEnterprise Capacity 2.5がありますが、最大でも2TB(12月下旬頃発売開始予定)で、価格もかなり高いのが問題点でした。

とはいえノートPC用のHDDを転用すると、すぐに壊れてしまうことがあり、特にProliantサーバはノートPC用のHDDを挿入すると温度センサの異常と誤認識してFANが全開で動いてしまう問題がありました。

 

そんな問題点を解決する製品が東芝から発売になりました。

TOSHIBA MQ03ABB300 3TB 5,400rpm 6Gbps SATA 2.5インチ

HDD自体の厚みが15mmと一般的な2.5インチHDDに比べて分厚いですが、サーバで使用するなら問題にはなりません。

今回下記の機器構成でOSをインストール、パフォーマンステストを実施しました。

Proliant DL360 G7

CPU:Xeon E5606 2.13GHz QuadCore 1基

メモリ:16GB

HDD:TOSHIBA MQ03ABB300 3TB 5,400rpm 6Gbps SATA 2.5インチ 2台

RAID:Smart Array P410 256MBキャッシュ

RAID1 ライトバックキャッシュ有効

OS:Windows Server 2012R2

使用ソフトウェア:CrystalDiskMark 5.1.0

結果は・・・・

DSC_0094

複数回ベンチマークを実施しましたが回転数が低いこともあり、パフォーマンスにばらつきがありますが、データのアーカイブや速度を要求しないデータストアとしては十分利用出来そうです。

Proliantサーバ特有の、RAIDソフトウェアが機器の故障と誤検知して筐体内FANが全開で動作してしまう現象は、このHDDでは発生しませんでした。

既存でSAS HDDを使用していて、一時的に大きな容量を使用したい場合はコストパフォーマンスに優れた製品です。

データの一時保管用にいかがでしょうか。

大容量テープドライブ LTOでバックアップ。待望のUSBモデルも登場。

2015年11月11日 水曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 45 秒

テープ装置と言えば過去のデバイスと言われがちですが、まだまだ健在です。とは言っても全てが健在では無く現在の大容量ストレージ時代に合っているのはLTO6となります。非圧縮で2TBのデータを保管できます。今回は2種類のLTO6を検証してみました。 まず1台目は一番ポピュラーな内蔵型SASタイプです。IBM製です。当然のことながらSASカードが必要になります。今回は実験ですので無茶な接続方法をしておりますが、本来は5インチベイに内蔵となります。 IMG_3079   IMG_3080 2台目はUSB3.0で接続する外付けタイプです。こちらは株式会社ユニテックス様が開発しましたモデルです。一番のメリットは接続のためにSASカードを必要としないことです。USB3.0を搭載していれば省スペースのPCやノートPCでも使用できます。 IMG_3081 IMG_3082 LTO6はLTFS(Linear Tape File System)というフォーマットを持っています。この規格を用いてテープをフォーマットしますとHDD感覚でデータをドラッグ&ドロップできます。 IBMドライブはこちらから無償でダウンロードが可能です。

ユニテックス様のモデルはWindows版とMac版がございます。購入したドライブタイプにそのOS用のLTFSツールが付属しています。 今回はWindows上で実施してみます。

LTFS化しますとこのようにドライブのように見えます。ダブルクリックしますと普通に開きます。LドライブがSAS、UドライブがUSB3.0です。PC それではここにデータを送ってみます。今回は25GBのデータを1つ送ります。結果としては下記のようになりました。LTO6_25GB_SAS LTO6_25GB_USB3 速度面はやはりSASに軍配が上がります。公称値に近い値が出ています。USB3.0はSASには劣りますが他のUSB3.0デバイスと遜色ない程度の速度です。

通常のHDDやUSBメモリのようにちょっとしたデータを書き込み読み込みさせてみました。しかしテープですので毎回ヘッドが動いてしまい、レスポンスは非常に悪いです。このような使い方は向いていません。

今回はLTFSを実施しましたが、もちろん今まで通りの使い方も可能です。その場合はテープへの書き込みはARCSERVEやBackupExecといった昔から使われていますバックアップソフトを使用します。これらのソフトはLTFSに対応しておりませんのでご注意ください。またUSB3.0もサポートしておりません。

これらを踏まえると、使い方としてはある程度大きなデータを一気に書き込むことです。通常のファイルサーバのバックアップと言うより1プロジェクト単位のデータの保管と言った使い方になります。

ブルーレイ1枚を丸々使うような巨大サイズのCG、動画、設計図と言ったところでしょうか。または金融関係での音声データの保管に向いています。テープはHDDと違い保管しやすいのでタグを貼って金庫に保管することもできます。大事なデータを抜き出して保管できるのはテープデバイスの強みです。用件に合わせてバックアップを取り、もしもの時にも備えておきましょう。

ただいまこちらのLTO6をおすすめしております。

DELL 外付けSASモデル LTO6 ¥378,000

UNITEX 外付け USB3.0モデル LTO6 ¥689,040

ファイルサーバー・ストレージのあれこれ、初級編(第七回)

2015年7月27日 月曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 14 秒

■可用性の指標の判断基準

前回の記事で解説した可用性について、判断基準としてはどれくらい必要なのでしょうか?
長期間、24時間稼働すると考えて年間どれくらいの時間システムダウンが起こるかという観点で考えると判断基準が見えてきます。

■稼働率とは?

稼働率の算出式(仮に完全に無停止なシステムが存在すれば100%となります)
MTBF÷(MTBF+MTTR)

しかし漠然と数字だけ出されても、ピンと来ないのではないでしょうか?
80%で安全?90%は?
数値から導き出されるシステムダウン時間を元に考えてみます。

■稼働率から導き出されるシステムダウンタイム

サーバーシステムは年間を通して稼働するものです。
そこで年間のシステムダウン時間を算出して稼働率について考えてみます。

年間の稼働時間
365日=8760時間

まずは稼働率90%のシステムが年間稼働した場合に想定されるダウンタイムは下記の通りになります。

8760時間 x (1 – 0.9) = 876時間 = 約36日半

なんと年間の内の1ヶ月近くはシステムダウンしている計算になります。
では稼働率99%あればどうなるでしょうか?

8760時間 x (1 – 0.99) = 87.6時間 = 約3日半

なんとそれでも三日間停止してしまいます。
まとまって三日間止まるとは限らないが、この基準の稼働率では企業活動の生産性に大きな悪影響が出ると考えられます。

「稼働率99%は優秀な数字ではない」

ここはしっかりと意識して機種選定する必要があると思われます。

■稼働率から算出されるシステムダウン時間一覧

稼働率   システムダウン時間(年間)
90%     36日半
99%     3日半
99.9%    8.7時間
99.99%   52分
99.999%  5.25分

サーバーシステムの稼働率ももちろん重要ですが、ストレージシステムがシステムダウンすればいくらサーバーが正常に作動していてもデータ参照・更新ができなくなります。
ストレージシステムについては特に高い稼働率が求められると考える必要があるでしょう。
次回はストレージ・アレイの信頼性を高めていくための機能について解説いたします。
それでは

ファイルサーバー・ストレージのあれこれ、初級編(第六回)

2015年7月17日 金曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 2 分 17 秒

■ストレージ選定の指標について

サーバーシステムにストレージ・アレイを組み込む場合に検討するべき事項について解説していきます
システムによってどの要素を重視すべきか、コストが合わない場合にどこを削るべきかの参考になれば幸いです。

ストレージ・アレイの選定に必要な要素は大まかには5つとなります。
・信頼性(Reliability)
・保守性(Serviceability)
・可用性(Availability)
・性能(Performance)
・拡張性(Scalability)

提供するサービス、提供対象によって重視する部分を見極めることが重要です。
今回はそれぞれについて解説してきます。

■信頼性(Reliability)

簡単に言ってしまえば「故障のしにくさ」です
故障頻度が低く長期間運用を続けられることが信頼性の高いと言うことになります。
ストレージ・アレイの場合はRAID対応や冗長パーツなどで一部故障時にも運用を続けられる様になっているのも信頼性の向上に関わります

信頼性の指標はMTBF(Mean Time Between Failure)
この値は「システム稼働時間÷故障回数」で求めることができ、システムの連続稼働時間の平均値となります

■保守性(Serviceability)

保守性は故障時の復旧能力の高さによって決まります。
故障時の修復時間を短縮するための機構や、メーカーサポートの保守体制なども含める。
HDDを始めとした各パーツのホットスワップ機能、故障検知機能と通知機能、メーカーのサポート体制などの要素が考慮されます

保守性の指標はMTTR(Mean Time To Repair)
「修理(復旧)時間÷故障回数」で求め、システムの故障から復旧までの時間の平均で表します。

■可用性(Availability)

可用性とは信頼性と保守性の要素が含まれています。
システム故障などで停止しない能力や、ユーザーへの有用性の事です。
ストレージ・アレイにとって運用においてもっとも重要な要素とも言えます。

可用性の指標は稼働率
「MTBF÷(MTBF+MTTR)」で求め、ある特定の稼働時間において、必要とされる機能やサービスの維持ができる割合を表します。

■性能(Performance)

ストレージ・アレイの処理数や処理速度に対する指標です。
「スループット」「レスポンスタイム」などの観点から「IOPS」「MBPS」などの指標で表現されます。
IOPS(Input/Output Operations per Second)は時間あたりのデータ処理数を示す指標
データを処理する際にサーバーはデータをブロックサイズという小さなデータに分割して処理します。
この「ブロックサイズ」を1秒で何回処理できるかを現した値です。

当然サーバー側にもIOPSがあるので、サーバー(またはサーバー群)がストレージ・アレイに対してどれだけのIOPSでデータ処理をしているのかを計測して、その性能に見合ったストレージ・アレイを用意することが大事です。

またストレージ・アレイのカタログなどにIOPSが表記されていることもあるが、内部のHDDやRAID構成によっていくらでも変動するのであくまで参考としてチェックしてください。
あくまで運用する構成でのIOPSが重要です。
MBPS(Mega bytes per Sec)はサーバ・ストレージ間の秒間辺りのデータ転送量となります。
単純にシーケンスのデータ転送量だけ求められる映像配信サーバーなどで重要視される指標です。

■拡張性(Scalability)

将来的にシステムの負荷が上がったりユーザーが増えた際に対応できる拡張性があるかどうかの指標

将来的に負荷が増える予定であれば、コントローラーユニットやインターフェースボードの増設が可能かどうかといった点をチェックして機器選定をするべきです。

■まとめ

今回はストレージ・アレイ選定において重要視するポイントについて解説しました。
もちろんこういった条件に加えてコスト面、設置環境などの条件も含めて選定にあたってください。
次回は今回話題に上げた可用性について、もう少し突っ込んで解説します。
それでは。

ファイルサーバー・ストレージのあれこれ、初級編(第五回)

2015年7月13日 月曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 21 秒

■Windows Storage Server 2012 R2によるファイルサーバーシステム

NAS・SANにしてもDASにしても専用ストレージの導入にはそれなりのコストがかかります。
そこでWindows Storage Server 2012 R2導入のファイルサーバーで低コストの共有ストレージを導入するという考え方も一つの選択肢となってきます。
(実は各社から販売されているNASなども、Windows Storage Serverインストールモデルは多いです)

今回はWindows Storage Server 2012 R2の利点について解説していきます。

■Windows Storage Server 2012 R2ファイルサーバーの利点

一つはインターフェースがWindowsということで普段使い慣れた形で扱える点です。
共有フォルダごとのユーザー権限の設定なども細かく設定できるのが強みです。

転送プロトコルがSMB3.02に対応しているため、Windows 8.1クライアント環境でのファイル転送速度も旧来の物と比べて相当早くなります。

データ重複排除機能など、従来であれば高機能ストレージ商品にしかなかった機能が標準で使用できます。

またサーバー本体を拡張することで将来的に容量や速度が足りなくなった場合に、ある程度は対応できることも大きいです。

■エントリータワーサーバー + WSS2012R2 WG

価格感としてはエントリーモデルで下記の価格帯からご用意できます。

新品 Fujitsu PRIMERGY TX1310M1 3.5インチ Cel G1820 WindowsファイルサーバWG内蔵モデル
81,000 円 (税込)
TX1310 M1

タワーサーバーベースなので用途に合わせてカスタマイズもかなり柔軟に対応できます。

・容量UP
・RAIDカード追加でRAID 5対応
・4Portのネットワークカードを追加してチーミング設定で転送速度を上げる

逆に弊社で販売しているサーバーで「このサーバーでWSSを組んで欲しい」というご要望があれば、対応をお調べした上でお見積もりいたします。

■まとめ

Windows Storage ServerはOS単体での入手ができないため、手前味噌でありますが弊社販売商品の様にカスタマイズや機種変更に対応している点は非常に強くお勧めしております。

ストレージの新設・リプレースをお考えであれば、ぜひご検討ください。