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【Synology 活用方法 第一回】

2019年2月17日 日曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 36 秒

SynologyというNASを皆さんご存じでしょうか?

Synology(シノロジー)ロゴ

当社はエンタープライズパートナーとして、Synologyの国内代理店を務めております。

今回からブログにてSynology の特徴や使い方をご紹介していきます。

第一回「そもそもNASを利用する必要性ってなに?」

NASはNetwork Attached Storageという名前通り、ネットワークに紐づいたストレージデバイスです。
外付けのUSB HDDとは違い、複数のユーザが1台のデバイスにアクセスすることができるため、
ファイルの受け渡しや共同作業を行う場合にとても便利です。
ストレージの分野に位置づけられていますが、実行していることはサーバのファイル共有機能です。
では、NASとWindows ServerやLinuxで構築したファイルサーバの違いはなんでしょうか?

NAS Windows Server Linux Server
機能 ファイル共有に特化 Webサーバやメールサーバなど複数の機能を持たせることが可能 Webサーバやメールサーバなど複数の機能を持たせることが可能
運用性 専用画面で容易 比較的わかり易いが、詳細設定画面は複雑 取り扱える管理者が少なく、敷居が高い
拡張性 拡張できる分野が限られている CPU、メモリなど選択肢が豊富 CPU、メモリなど選択肢が豊富
価格 比較的安価 OSやCALライセンスがハードウェアに加算される サーバが高額となる場合あり

ざくっと言いますと、NASは【ファイル共有に特化】これに尽きます。

WindowsServer、LinuxServerももちろん可能ですが、他にも機能が付随しておりますので

目的の機能を使いこなすまでのスキルが必要です。その点、NASは【ファイル共有に特化】

していますので、上位スキルは不要です。ネットワークの知識だけは若干ですが必要です。

今回の内容を簡単にまとめますと、

Synology⇒上位スキルは無いけど、皆のファイルを保管する器が欲しい。他の機能はいらない。

コストも出来るだけ抑えて、オフィスにスマートに設置しておきたい。こんな使い方にぴったりです。

弊社ブログ内にあります、導入事例 で利用しましたNASもSynologyです。

当店内にSynologyの専門ブースを構えております。各種モデルを展示しておりますので

お気軽にお越しください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回は上記にも記載の御座います、Synologyの心臓部に当たる「DSM」についてお話いたします。

お楽しみに!

 

【富士通 PRIMERGYシリーズ】iRMC S4で障害時のメール送信設定

2018年11月19日 月曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 32 秒

弊社ではPRIMERGYサーバーを販売する機会が多いのですが、サーバー障害時にiRMC(リモート管理コンソール、一部機種は非搭載)から警告メールを送信する設定方法についてご質問いただくケースが増えております。
そこで簡単にではありますが、設定手順についてまとめさせていただきました。

1.iRMCコンソールへのログイン
POSTでF2キーを押下してセットアップ画面に入ります
iRMC LAN Configurationの項目があるので、設置するネットワーク環境に合わせてStatic IPを設定するかDHCPからIPアドレスを受け取るかの設定を行ってください。

LANケーブルをiRMC接続用ポート(スパナのマークがあるポートです)に繋ぐと起動中POSTにIPが表示されます。
分からない場合は再起動後にF2セットアップで設定した画面を表示すると確認できます。

同一ネットワーク内の他のPCでwebブラウザからiRMCのIPにアクセスしてください。
ログインパスワードはデフォルトで下記の様に設定されています。
セキュリティのためにも運用開始後はユーザー名・パスワードを変更してご利用ください
ユーザ名 admin
パスワード admin

2.送信メールアドレスの設定
まずはサーバーが障害情報を送信するために使用するメールアドレスをご用意ください。
専用のアドレスでなくともサーバー管理者のメールアドレスを登録する形でよいです。

画面は右上の日の丸のアイコンをクリックして日本語メニューを表示した状態です。

通知情報設定→E-mail設定をクリックすると送信メール設定の画面が表示されます。
メーラーにアドレスを設定する要領で設定値を入力してください。

3.受信ユーザーの作成
iRMCは任意のアドレスに障害報告メールを送信する設定ができません。
登録されたiRMCのユーザー宛てにメールを送信する仕組みになっているので、障害メールを受信するユーザーを作成します。

ここでは仮に「Kuri」というユーザーを作成します。

これでユーザーが作成されました。

4.受信メールアドレスの設定
作成されたユーザーをクリックしてユーザーの設定を行います。

設定メニューの一番下に受信メール設定できる項目があるので、ここに受信するメールアドレスを記入して「適用」をクリックして完了です。

これで障害発生時に設定されたアドレスにメールで通知が届く様になります。

簡単にではありましたが、以上で設定終了です。
富士通iRMCは設定に少し癖があるので、HPEのiLOなどから移行した管理者様が戸惑ってしまうことが多い様です。
今回まとめさせていただきましたが参考になれば幸いです。

#PRIMERGY #iRMC

 

 

【PRIMERGY RX1330 M3】光学ドライブ取り付けについて

2018年4月24日 火曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 20 秒

現在弊社でお勧めのエントリーラックサーバー 富士通 PRIMERGY RX1330 M3ですが、弊社拡販モデルは光学ドライブレスモデルとなっております。
最近はOSや初期のアプリケーションインストール時にしか光学ドライブを使わない運用状況も多く、必要な時だけUSB外付けドライブを接続したりリモート接続でローカルの光学ドライブをマウントするパターンも多いです。

しかしながら常設の光学ドライブがあった方がやはり便利という声も多く、サーバーご購入後に別途入手できないかというご質問をよくいただきます。

純正オプションのドライブは弊社販売価格で7,200円(税別)と高価で、お取り寄せ納期も2週間前後かかるため、PCパーツショップなどでノートPC向けの薄型光学ドライブを入手していただくことをお勧めすることが多いです。
SATAの9.5mm厚のドライブであれば使用できますので、ご参考までに

しかし純正オプションか他社製パーツかという些細な問題よりももっと大きな問題があります。
本体同梱書類などを調べても取り付け方法について記載されたものがまったくないのです。
こちらもご質問いただくことが多いので図解付きで解説いたします。

 

■手順1
光学ドライブのペイはブランクパネルがはまっているので取り外してください。
内部で爪が引っかかっているので、穴に細いドライバーなどを差し込んで内側に力を加えて引き出してください。

■手順2
サーバー内部に取り付けるのでメインカバーを外して内部を確認してください。
HDDドライブベイ4の後ろ辺りに緑色のプラスチックパーツがネジ留めされています。

このパーツとネジが必要になるので取り外してください。
小さいパーツですのでなくさない様に注意してください。

■手順3
緑色のパーツは光学ドライブのコネクタ側にこの方向でネジ留めします。
逆に取り付けると固定できないので注意してください。

■手順4
サーバー前面から光学ドライブを差し込みます。
先ほどの緑色のパーツがパチンというまで押し込んでください。

■手順5
システムボードに光学ドライブ用のSATAケーブルと電源ケーブルが標準で取り付けられています。
これを繋げてください。

これで搭載完了です。
メインカバーを閉じて起動すれば光学ドライブが認識されます。

SuperMicroのブースを常設しています。

2018年1月12日 金曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 0 分 20 秒

弊社ではホワイトボックスタイプで世界出荷台数ナンバー1のSuperMicroを取り扱っております。

SuperMicroは自由度が高いことがメリットでもありますが、仕様が多岐にわたっておりますので運用目的に最適な本体を導き出すのが困難です。

当店は店頭にてSuperMicro専用コーナーを設けております。専門スタッフがご相談を承り、目的の本体と価格をご提示いたします。

もちろんSuperStorage、SuperWorkstation、UltraServer等のお問い合わせも承っております。

お気軽にご来店下さい。

【PRIMERGY】PRIMERGY M3世代へのCentOSインストールについて【CentOS】

2017年11月17日 金曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 40 秒

以前、当ブログでもPRIMERGY TX1310 M1などへのCentOSインストールについての手順を記事にいたしましたが、PRIMERGYもM3世代となり状況が変わってまいりました。

参考リンク 【TX1310/1320 M1・RX1330 M1】CentOS 7インストールについて

デフォルトの基礎システムがSystem BIOSからuEFIに変更されたことも大きな特徴です。
(SETUPでSystem BIOSに設定することも可能です)

uEFIモードの状態からCentOSをインストールするにあたって以前紹介した方法ではインストールできなくなりましたので、簡単にまとめました。

今回は以下の設定でインストールします。
TX1310 M3、uEFIモード、Embedded MegaRAID SATA有効、CentOS 7 update3

まずはインストールメディアを挿入してサーバーを起動します。
メディアを読み込むと下記の画面になります。
uEFIモードでインストールする場合はこの様にBIOSモードとは違う画面になっています。

「Install CentOS Linux 7」にカーソルを合わせてから、「e」キー(編集)を押下します

インストールパラメータの構文が表示されます
これを編集してAHCIドライバを無効にします

一行目の末尾の「quiet」を削除し、「modprobe.blacklist=ahci」「inst.dd」と入力します
ahciとinst.ddの間はスペース1文字入れてください。
編集が終わったらCtrl + xで保存します

これでAHCIドライバが無効になります。
今回はuEFIモードなのでよいのですが、BIOSモードでこの作業をするとSATAの光学ドライブの読み込みに不具合が生じる現象が起こっています。
外付けUSB光学ドライブを使用するなどで対処してください。

Embedded MegaRAID SATAのドライバUSBは前もって用意しておいてください。
この画面まで進んだらドライバUSBを挿入してから、r [enter]を押下して読み込んでください。

「1)sda1 vfat OEMDRV」となってRAIDのデバイスドライバが認識されます。
c [enter]で進めてください

 

ドライバファイルが見つかりました。
1 [enter]でチェックを入れてからc [enter]で進めます。

Anacondaが立ち上がったら進めてください。
上記の画面で「インストール先(D)」をクリックします。

「LSI MegaSR」というEmbedded MegaRAID SATAのアレイが認識されています。
これにチェックを入れてからインストールを進めると問題なく進みます。

無事CentOS 7.3がインストールされました。
同様の方法でTX1320 M3、RX1330 M3もインストール可能です。

【PRIMERGY】uEFI時のEmbedded SATA RAIDの設定

2017年10月30日 月曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 0 分 53 秒

先日より弊社でも富士通エントリサーバーのTX1310/TX1320/RX1330のM3世代の機種の販売を開始しておりますが、オンボードのSATA RAIDの設定の仕方が分かりにくくなっております。

富士通PRIMERGYシリーズはuEFIに設定するとPOST上でEmbedded SATA RAIDの設定画面が流れなくなります。
その際はPOST中にF2押下でSETUPに入りテキストベースの設定画面でRAID構築を行うのですが、やり方が分かりにくいという質問をいただくことが多くなってきております。

M1世代からシステムをBIOSからuEFIに設定変更するとこの現象が起こっていたのですが、M3世代からデフォルトがuEFIに設定されているのが大きな原因です。
購入して起動してみてもどこからオンボードRAIDが設定できるか分からず、行き詰まってしまうことが多い様です。

SETUP内での設定はメニューも直感的に分かりにくいので、弊社でご質問いただいた際には一度BIOSに設定してRAIDを組んでからuEFIに戻すという方法を案内することが多いです。

しかし1機種だけ、この方法で対処できない機種があります。
PRIMERGY TX1310 M3はBIOSモードに設定してもPOST上にRAID設定画面が表示されませんので、uEFIのSETUPから設定するしかありません。

口頭でも大変説明しにくい作業ですので、参考までにメーカーのマニュアルPDFへのリンクを案内いたします。

Embedded MegaRAID ユーザーズガイド

このガイドの59ページからに詳しい説明が掲載されております

Z840はハイパワー+静音のワークステーションです

2017年8月30日 水曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 19 秒

HPの最上位WSである、z840が入荷しました。

z820と外観は大きな変更がありません。全体的に黒が強く出ています。

Z840はカスタムモデルです。今回入荷したスペックは、Xeon E5-2699V42台搭載しましたモンスタークラスのCPU搭載モデルです。こちらで販売しております。

88スレッドと訳の分からない値が出ています。

こんなスペックでありながらZ840の良いところは静音です。一般的にワークステーション=爆音のイメージがあります。しかし、Z840は本当に静音です。そこでデシベル計で測定してみました。

 

まずは電源を入れずに弊社内を計測してみます。映っています46.5デシベルはやや静かなオフィスとお考えください。早朝7時に測定していますので電話や話し声も無く車通りも少ない時間です。

ちなみに弊社のサーバールームは75デシベルです。長時間いると嫌になるうるささです。

こんな感じで本体の背面に計測器を設置して電源を入れてみました。

そのときは54デシベルまで上昇。その後、数分後にWindows10が起動してアイドル状態。そのときは50.5デシベル

50デシベルは一般的には静かな事務所と言われています。そういう意味ではまさしく適応範囲内です。足下に置いていたら動作音はほぼ気づきません。

そこでCPUに負荷をかけるPRIME95を使ってみます。

こんな感じで負荷をかけてみました。これでうるさくなるかと思いましたが実際は全く変わらず50.5デシベルあたりをフラフラしている状態です。

比較対象として、Proliant DL360pG8の起動を行ってみました。

上は起動直後のファン全開時。下はファンが落ち着いた無負荷時。これを見ますとZ840は運用していても50デシベルですから1Uサーバより静かです。

この結果から、CAD室やデザインルームのような静音の作業環境に導入するには最適なWSです。ですが今回は短時間での計測であるのとQuadroには高負荷をかけてはいませんので数週間高負荷といった過酷な環境になると違った値がでる可能性もございますのでご注意ください。

WSを導入する際に静音を選択に入れているのでしたら是非ともZ840がおすすめです。店頭に在庫がありましたら起動確認も可能です。

よろしくお願いします。

 

NVMe DC P3520で起動実験

2017年5月19日 金曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 0 分 48 秒

先日ご紹介しましたKSG AMERICA 経由で、日本では納期2ヶ月近くかかりますIntel NVMe DC P3520 2TBを入手しました。実際、アメリカでも争奪戦が起きているカードです。弊社では担当者が色々頑張ってくれたおかげで上手く入手できました。NVMe最大の特徴としてOSのブート領域に使用できることです。今回入荷しました2TBのように大容量ですとこのカード1枚だけ入れてサーバの運用も十分可能です。Supermicro XeonD搭載サーバ5018D-FN8Tに取り付けて起動できるか検証してみました。

こんな感じで取り付けます。右隣のHDD搭載ベイをふさぐようになるためケーブルの取り回しが非常に難しくなります。

OSのインストールですが、BIOSをUEFIに変更して2012R2が無事インストール完了。

デバイスマネージャーで確認しますとNVMeしかありません。

おなじみのベンチマークを通してみました。

十分な良いスピードが出ています。これで省電力+超高速サーバが出来上がりました。

NVMeは少々値が張ることと、本体とOSを選ぶ事はありますが、今まではSSDを複数本束ねないと実現出来ない速度がいとも簡単に出すことが出来ます。弊社でもコストより速度を求めるお客様からの引き合いが続いております。DBや仮想化でモッサリ感が無くなったと好評です。

今後も弊社在庫の他機種でNVMe起動が出来るか検証していきます。

AIC社のHDDエンクロージャーを取り扱い開始しました。

2016年11月17日 木曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 39 秒

このたび、台湾のストレージメーカーでありますAIC社のHDDエンクロージャーを取り扱い開始いたしました。

①2Uサイズで24台の2.5インチを搭載出来るモデル

J2024-1(SSG-JBSA31S-2242T-54RP-B)

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②2Uサイズで12台の3.5インチを搭載出来るモデル

J2012-1(SSG-JBSA31S-2123T-55RP-B)

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img_3337

この2台が店舗に入荷いたしましたので早速接続検証を行いました。商品のデザインは一般的なストレージエンクロージャです。両機種ともコントローラはシングルでマネジメントポート付きです。マネジメントポートの設定が少々やっかいなのでこちらは後日アップいたします。SAS-1ポートがサーバと接続するコネクタです。

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J2012-1ですが、他社のストレージエンクロージャと違って良いところは、HDDトレイがネジ不要なところです。

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HDDのねじ穴にちょうど出っ張りが出ているのでパチッとはまります。なので落下もしません。何度も入れ替えるとバネが弱くなりますが通常一度組んだHDDを何度も交換はありませんのでよほどの事が無ければ大丈夫です。

当機はRAIDコントローラは搭載していませんのでベースとなるコントロールサーバが必要です。今回は富士通PRIMERGY RX2530M1を使用。ポイントとなるRAIDカードは、PRIMERGY純正カードのPY-SR3PEを使用。LSI3108コントローラを搭載し、キャッシュも2GBを実装の12Gb RAIDカードです。OSはWS2012R2です。

①2Uサイズで24台の2.5インチを搭載出来るモデルとサーバをSFF-8644のケーブルで接続。搭載しましたHDDはHGST製のHUS156060CSS204。600GB 15,000rpmの12Gb SAS HDDです。

②2Uサイズで12台の3.5インチを搭載出来るモデルとサーバをSFF-8644のケーブルで接続。搭載しましたHDDは東芝製のMG04ACA600E。6TB 7,200rpmの6Gb NL-SATA HDDです。

OS上にMSMをインストールし、MSM内でRAIDの設定を行いました。RAID6でAlways WriteBackです。

いつものCrystalDiscMark5.0.3を使い、速度を計測。RAIDキャッシュが2GBなのでキャッシュに収まる2GBとキャッシュ以上の32GBで測定しました。

①J2024-1で2GB

aic2u24-1

②J2024-1で32GB

aic2u24-2

③J2012-1で2GB

aic2u12-1

③J2012-1で32GB

aic2u12-2

HDDとRAIDカードの性能が高いので良い値が出ています。エンクロージャがボトルネックにはなっていません。十分使用出来る値です。

サーバを変える事は出来ないが、ストレージの容量をアップしたい。しかも高速アクセスが必要と言ったご要望にお応えできるエンクロージャです。よろしくお願いいたします。

 

転ばぬ先の杖 HDD予防交換のススメ

2016年8月8日 月曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 42 秒

本格的に夏になり、毎日暑い日が続いています。

特に先週あたりからは極端に暑くなっており、機械製品には大変厳しい状態になっています。

炎天下のなか携帯電話を使っていたら熱暴走したり、充電が出来なくなったりといった不具合に合われた方も多いのではないでしょうか。今年は特にポケモンGOを炎天下の公園でやっていたら・・・・といった事象が増えている様子。

実はこの温度による問題は機器を操作出来なくなる不具合以外にも機器の寿命にも影響があります。

 

サーバやパソコンでもこの現象と無縁ではなく、高温のまま使用し続けると著しく性能が低下したり、故障しやすくなります。特に温度の高い環境下でシステムを運用すると故障する確率が大幅に上がることがわかっています。

各メーカーから発売されている一般的なデスクトップ用のHDDの故障目安は3年程度と言われますが、この故障目安、実は一日8時間、40度以下で維持した場合に限りますので、サーバで使用した場合、現実にはこの枠の中で運用するのはほぼ不可能であることがわかります。

物理的にガリガリ音がしていたり、明らかに回転していないものの故障は判別が簡単ですが、一見きちんと動作しているように見えるHDDの障害はどうやって見分ければ良いのでしょうか?

 

ちなみに以前はよくHDDの故障目安としてMTBF(平均稼働時間)が利用されて居ましたが、MTBFの算出方法は磨耗や経年劣化、熱の影響等を考慮していません。

とはいえHDDが故障しているかどうかの指標がないとどのタイミングで交換をすれば良いのか判断するのが難しいのが実情です。

 

そこで最近よく利用されているのがS.M.A.R.Tです。

現在市販されているHDDはこの機能を搭載していますので、HDDベンダーのWebサイト上にあるツールや、フリーソフトなどを利用すればHDDの状態が良好かどうかの指標に出来ると思います。

RAID環境下に有る場合、この手のツールからは直接閲覧が出来ないこともありますので、Avago(旧LSI Logic)製品などはMegaRAID Storage Managerを使用してください。

リードエラーや代替セクタの使用量、各種エラーレートなどを参照して障害判定をするため、サーバメーカーの公式診断用のデータとしても利用されています。

S.M.A.R.Tの診断ツールで深刻なエラーと判定されたものはもちろん、速度が低下していたり、エラーレートが増えていたり、代替セクタの残り領域が少なくなっていたりする場合はそのHDDは交換をお勧めします。

特に、一般的なデスクトップ用HDDをサーバ内に転用している場合は、1~2年周期での交換をお勧めします。

 

障害が起きつつあるのに気づかずにいて故障した結果、データを全て失うという悲しい結果にならないように、HDDの健康状態に気をつけましょう。

万が一故障してからのデータ復旧になると機器のリプレイスが何回も出来てしまうほどの費用がかかってしまう可能性も・・・

もちろんバックアップも忘れずに!!!