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IBM System x における Intel Xeon E3 搭載機での Windows Server のインストールについて

2012年1月12日 木曜日
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x3100 M4
Intel Xeon E3 シリーズを搭載した IBM System x サーバですが、そのままでは OS のインストールができない場合があります。
その際は、以下の手順が必要になります。
(※ 2012 年 1 月現在)

Windows Server 2008 R2 の場合

UEFI の設定で、Boot sequence から Legacy Mode の削除を行って下さい。
インストールを行う場合は、IBM Server Guide 8.5 (x64) 以上のディスクを本体にセットして起動を行ってください。バージョンが古いと、正常にインストールできません。

Windows Server 2008 (x64) の場合

SP2 が必須です。それ以前 (SP1, SP なし) はインストールできません。SP2 適応済みディスクを作成して下さい。
UEFI の設定で、Boot sequence から Legacy Mode の削除を行って下さい。
インストールを行う場合は、IBM Server Guide 8.5 (x64) 以上のディスクを本体にセットして起動を行ってください。バージョンが古いと、正常にインストールできません。

Windows Server 2008 (32bit) の場合

SP2 が必須です。それ以前 (SP1, SP なし) はインストールできません。SP2 適応済みディスクを作成して下さい。
UEFI の設定で、Boot sequence から Legacy Mode の順番を一番上に変更して下さい。
インストールを行う場合は、IBM Server Guide 8.5 (32bit) 以上のディスクを本体にセットして起動を行ってください。バージョンが古いと、正常にインストールできません。

VMware vSphere 5.0 の場合

エラーが発生し、インストールできませんでした。

CentOS 6.0 / Red Hat Enterprise Linux 6.0 の場合

エラーが発生し、インストールできませんでした。

Windows Server 2003 / 2003 R2 の場合

メーカーがサポートしていません。インストールできません。

これらの動作検証は、IBM System x3100 M4 にて行いました。おそらく、Intel C202 (C204,C206) チップセットを搭載した機種(IBM System x3250 M4 等)なら同様の現象が発生するのではないでしょうか。

以上の作業が困難な場合は、当店の OS インストールサービスをご利用下さい。OS つき本体もしくは本体と OS を同時購入いただければ、OS のインストール作業を代行いたします(有償)。