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SuperMicro 5028D-TN4T Xeon D1541搭載コンパクトサーバ4(消費電力比較)

2016年4月26日 火曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 32 秒

Xeon Dの最大の特徴として、省電力となります。Intelの仕様書ではTDP45Wとなっております。今回は弊社在庫のサーバと消費電力の違いを比べてみました。

検査方法

1:コンセントを刺しただけ

2:WindowsServer2012R2の起動時。無負荷状態。

3:PRIME95を起動してCPU負荷100%

比較機種

PRIMERGY TX1310M1

(Xeon E3-1226V3 4C/4T TDP84W/PC3L-12800 ECC 4GBx4/240GB SSD)

CPU PASSMARK:7,403

PRIMERGY RX1330M1

(Xeon E3-1231V3 4C/8T TDP80W/PC3L-12800 ECC 4GBx4/240GB SSD)

CPU PASSMARK:9,600

PRIMERGY RX2530M1

(Xeon E5-2630V3 8C/16T TDP85W/PC4-17000 Reg 16GBx4/240GB SSD)

CPU PASSMARK:12,875

PRIMERGY TX2560M1

(Xeon E5-2660V3x2CPU 10C/20T TDP105W/PC4-17000 Reg 16GBx4/240GB SSD)

CPU PASSMARK:18,671

SuperMicro 5028D-TN4T

(Xeon D1541 8C/16T TDP45W/PC4-17000 Reg 16GBx4/500GB SSD)

CPU PASSMARK:11,909

検査結果

PRIMERGY TX1310M1  ①0w ②25w ③86w ④21.5 ⑤86

PRIMERGY RX1330M1  ①6w ②20w ③97w ④12.1 ⑤99

PRIMERGY RX2530M1  ①10w ②94w ③224w ④14 ⑤57.4

PRIMERGY TX2560M1  ①9w ②74w ③304w ④7.6 ⑤61.4

SuperMicro 5028D-TN4T  ①7w ②34w ③95w ④5.93 ⑤125.3

結果を踏まえますと、最近のサーバはどれも省電力です。その中でもXeonDの省電力は若干ですがアドバンテージになっています。目安になるか判断が難しいですが③をThreadで割りました値を④としました。また、PASSMARKの値を③で割りました値を⑤としました。そうしますとXeonDが一番効率が良いことにはなりました。CPUがMAXで動くことは少ないので②の値を1.5倍ぐらいすると運用時の消費電力となりそうです。実際はここにデータ用のSATA HDDを複数本搭載しますのであと20W程度は上昇しそうです。

無停電電源装置(UPS)の必要性

2013年11月15日 金曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 7 秒

つい先日”電気事業法”の改正案が成立しました。

これによって2つの項目が実施されます。

・「小売全面自由化」

・「発送電分離」

これにより競争原理が働くようになります。

一見ユーザーには安価に電力を調達できる可能性があり、非常に大きなメリットだけが享受できるように見えますが、デメリットもないとは言えません。

 

起こりうる可能性としては

・競争原理が働くにも関わらず値段が上がる可能性

こちらは発電をするためのコストに起因しますが、詳細は割愛します。

.安定しない電力が供給される可能性

送電用の電気は一般的に蓄積することが出来ないため、余裕をもちつつ計画的に発電することが必要になります。

裏を返すと事業者の規模が小さいと、 一気に使用電力量が増えた場合に対応が出来なくなる=停電 となる可能性を秘めています。

 

ではこの対策方法としてはどうするか?

発電と仰る方も居られそうですが、残念ながらコンピュータに必要となる、安定した電力を確保するには小型の発電機では難しく、大規模になってしまいます。

必然的に導入の為のコストも猛烈に高くなってしまい、個人や中小企業では導入はほぼ不可能です。

短時間のバックアップしか出来ませんが、無停電電源装置が一つの解決方法になると思います。

 

コンピュータの安定動作と保全のために欠かせない無停電電源装置、日本は電力事情が非常に良いこともありついつい導入を先延ばしにしがちです。

これを機に導入されていない方は検討されてはいかがでしょうか?

当社では無停電電源装置としては2つのメーカーをお勧めしています。

・オムロン

オムロンタワー型

オムロンラックマウント型

・シュナイダーエレクトリック(APC)

APCタワー型

APCラックマウント型

 

ご使用環境に適しているかどうかの判断が難しい場合はスタッフまでお気軽にご相談ください。

節電の決め手!負荷時消費電力35ワットのAtomサーバ

2011年5月25日 水曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 2 分 10 秒

「消費電力が少ない」と言われている Atom サーバですが、実際どれほど節電効果があるのか、当店にて実験してみました。

測定内容

測定内容は、以下の通りです。

測定したハードウェア


Supermicro SuperServer 5015A-EHF-D525
M/B : X7SPE-HF-D525
CPU : Intel Atom D525 ( 2Core / 1.83GHz )
RAM : PC3-10600 nonECC 2GB (PC3-8500として動作)
HDD : 7200rpm SATA 3.5inch HDD 80GB (ST380815AS)
OS : Windows Server 2008 R2
(ベアボーン製品に、メモリとHDDを搭載しカスタム済み)

当店におけるSuperMicro 社の一番人気機種、Intel Atom CPUを搭載したハーフ1Uサイズの小型サーバです。

測定した内容

以下の4項目を測定しました。
(1) 待機電力
(2) アイドル時
(3) CPU/メモリ 負荷時
(4) CPU/メモリ/HDD 負荷時

テスト内容について

・CPU負荷テストには「PRIME95」を使用
・メモリ負荷テストには「メモリーストレス検査ツール Ver1.00」等を使用(複数のソフトを併用)
・HDD負荷テストには「CrystalDiskMark 3_0_0d」を使用
・電力測定には、ワットチェッカーを使用
・いちばん消費電力が高くなった瞬間の数値を記録しています。
・テストはすべて手動で行っているので、ある程度の誤差が発生する可能性があります。

(さらに…)

知っておきたいサーバ節電の豆知識:メモリの構成で消費電力はどう変わるのか? 高性能サーバ編

2011年5月20日 金曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 2 分 14 秒




前回の記事では、エントリーサーバの PRIMERGY TX100 S2 で消費電力を計測してみました。
最新 6コア x 2CPU搭載の高性能サーバでは、どうなるのでしょうか。
今回もメモリの容量・枚数・負荷のかけ方を変えて、実験してみました。

(さらに…)

知っておきたいサーバ節電の豆知識:メモリの構成で消費電力はどう変わるのか?

2011年5月18日 水曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 3 分 14 秒



旧型サーバを最新エコサーバにリプレースして、節電目標を楽々クリア!の記事でも少し触れましたが、メモリをうまく構成することで、サーバの消費電力を下げることが可能です。
では、実際どのように構成すれば、効率よく節電ができるのでしょうか?
最適な節電方法をさぐるために、メモリの容量・枚数・負荷のかけ方を変えて、実験してみました。

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旧型サーバを最新エコサーバにリプレースして、節電目標を楽々クリア!

2011年4月27日 水曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 18 分 57 秒

最新サーバで賢く節電!!
節電の機運が高まっています。

サーバも、その例外ではありません。節電目標 25%のクリアに頭を悩ませているシステム管理者も、かなり多くいらっしゃると思います。

最新のサーバは、旧型サーバよりも、ずいぶんと低消費電力化が進みました。サーバをリプレースするだけでも、ずいぶんと消費電力を減らすことができます。
最近はメーカーもサーバの省エネをウリにしているのですが、いまいちその実感が沸かない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そこで、当店にてサーバの消費電力を調査してみました。

テストに使った機種とその条件は、以下の通りです。

4/27 : DELL PowerEdge 1950 (Xeon E5430) の計測結果を追加。
4/28 : PRIMERGY RX300 S5 (Xeon X5570), RX300 S6 (Xeon L5630x2), RX200 S6(Xeon X5670x2) の計測結果を追加。
5/6 : IBM System x3755 (Opteron 8222SEx4)の計測結果を追加。
5/16 : PRIMERGY RX300 S6の結果を訂正。

(さらに…)