NAS1台での運用は危険!バックアップを用意しましょう。

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当店はPCサーバ以外にもDAS・NASも販売しております。運用方法を聞きますとメインサーバのデータバックアップで使用するとの声が多いです。

PCサーバやMacのデータをバックアップする方は多いのですが、DAS・NASだけで運用していて、バックアップを行わない方が非常に多いです。

なぜ行わないかを聞きますと、RAID化してあるからデータは消えないので大丈夫とのことです。

ここが根本的な間違いです。それであればRAIDを組んだPCサーバはバックアップする必要がありません。RAIDはHDDを冗長化することですのでバックアップを取らなくても良いと言うことではありません。

本体の故障、接続ケーブルの断線、HDDが数本同時に故障、NASを構成するOSそのものが不具合を起こしてしまう、間違ってデータを上書きしてしまった、データを削除してしまったなどRAIDで対応できない故障はいくつもあります。この場合にデータの保管先が1つだけではどうにもできません。

また、社内の共有データ保管庫として使用していて、この1台が故障してしまうと業務が停止してしまいます。そのときの損失は相当な金額になります。

メーカーの修理はあくまでもハードウェアの物理修理ですので、データに関しては保証対象外です。(メーカーサイトの保証規定に記載があります。)故障箇所によってはデータが完全消去となります。

実際、ネットで検索しますとDAS・NASのデータ復旧業者様のサイトは多数みつかります。バックアップを取らずに運用して故障してしまい、是か非でもデータを取り出したいケースが非常に多いことがわかります。復旧するデータ容量によっては100万以上の金額になるケースもあるとのことです。同機種を数台買える金額、ハイエンドなストレージを購入できる金額です。

このようなケースに遭遇する前に1台で運用しているならバックアップ機を必ず導入しましょう。何かあってからでは遅いです。

 

 

 


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