Xeon Dの最大の特徴として、省電力となります。Intelの仕様書ではTDP45Wとなっております。今回は弊社在庫のサーバと消費電力の違いを比べてみました。
検査方法
1:コンセントを刺しただけ
2:WindowsServer2012R2の起動時。無負荷状態。
3:PRIME95を起動してCPU負荷100%
比較機種
PRIMERGY TX1310M1
(Xeon E3-1226V3 4C/4T TDP84W/PC3L-12800 ECC 4GBx4/240GB SSD)
CPU PASSMARK:7,403
PRIMERGY RX1330M1
(Xeon E3-1231V3 4C/8T TDP80W/PC3L-12800 ECC 4GBx4/240GB SSD)
CPU PASSMARK:9,600
PRIMERGY RX2530M1
(Xeon E5-2630V3 8C/16T TDP85W/PC4-17000 Reg 16GBx4/240GB SSD)
CPU PASSMARK:12,875
PRIMERGY TX2560M1
(Xeon E5-2660V3x2CPU 10C/20T TDP105W/PC4-17000 Reg 16GBx4/240GB SSD)
CPU PASSMARK:18,671
SuperMicro 5028D-TN4T
(Xeon D1541 8C/16T TDP45W/PC4-17000 Reg 16GBx4/500GB SSD)
CPU PASSMARK:11,909
検査結果
PRIMERGY TX1310M1 ①0w ②25w ③86w ④21.5 ⑤86
PRIMERGY RX1330M1 ①6w ②20w ③97w ④12.1 ⑤99
PRIMERGY RX2530M1 ①10w ②94w ③224w ④14 ⑤57.4
PRIMERGY TX2560M1 ①9w ②74w ③304w ④7.6 ⑤61.4
SuperMicro 5028D-TN4T ①7w ②34w ③95w ④5.93 ⑤125.3
結果を踏まえますと、最近のサーバはどれも省電力です。その中でもXeonDの省電力は若干ですがアドバンテージになっています。目安になるか判断が難しいですが③をThreadで割りました値を④としました。また、PASSMARKの値を③で割りました値を⑤としました。そうしますとXeonDが一番効率が良いことにはなりました。CPUがMAXで動くことは少ないので②の値を1.5倍ぐらいすると運用時の消費電力となりそうです。実際はここにデータ用のSATA HDDを複数本搭載しますのであと20W程度は上昇しそうです。