リーズナブルなNVMe!Intel SSD750シリーズ
先日はNVMe P3700の記事を投稿いたしましたが、今回は廉価モデルであるSSD750が入荷いたしました。今回採用しましたのは2.5インチモデルでは無く、PCI-Eモデルです。メリットとしてはコスト面がP3700に比べて半値以下の所です。ですが、性能も半値と言うことは無くNVMeとして十分な転送速度を実現しています。
今回の検証内容ですが、
使用OS:WindowsServer2012R2
ドライバはWindowsServerにて認識しましたのでIntel版を使用していません。
1枚時は単体で検証。2枚時はOS上でストライピング(RAID0)を実施。
実験用ベンチマークソフト:
クリスタルディスクマーク5(1GBと16GBで検証)
IOMeter(Random 100%、Read 40%、Write 60%、4K、Worker 8、データサイズ 10GB)
検証結果ですが、
SSD750、1枚(1GBデータ)
SSD750、2枚(1GBデータ)SSD750、1枚(16GBデータ)
SSD750、2枚(IOMeter)
Intelの公称値に近い値が出ております。これでしたらDB用作業領域として十分使用可能です。前回実施しましたP3700に比べると値は劣ってはいますが、そこはコスト面が違いますので致し方ないところでしょうか。それでもRAIDを組んだSSDやSASに対しては大きな差を付けています。
以前、FusionIOを使用した際は数時間起動しますと、ものすごい熱を発生しておりました。触るとやけどしそうな温度でした。今回も同様なのか触ってみましたが、全く問題ありません。今回は2枚刺しなので廃熱が気になっていたのですがこれでしたら問題御座いません。
結果として、現時点ではコスト面と性能面でバランスが取れているIOカードとなります。NVMeとなりますが、現時点でNVMeを搭載しているサーバはほとんどありませんためboot領域で使用することは困難ですが、PCI-E Gen3 x4以上のコネクタに搭載してIOカードとして使用出来ます。