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好評販売中のHP モバイルワークステーション 8760w(A6B99PA#ABJ)ですが、実際のベンチマークはどれくらいなのか測定してみました。うたい文句は「持ち運べるワークステーション」なので低い値では持ち運んでも使い物になりません。
ベンチマークはCAD、CGで業界標準の「Viewperf11」を使用。
Quadroのドライバは、現在ダウンロード可能な306.79 WHQL Windows7 64bit対応版。
8760wだけでは比較対象が無いため、Z400 後期型(Xeon w3690、Quadro2000搭載モデル)も測定してみました。
測定結果は以下の通りになりました。
Z400 | 8760w | 勝ち | |||
catia-03 | 29.9 | 35.57 | 8760w | ||
ensight-04 | 20.2 | 24.93 | 8760w | ||
lightwave-01 | 41.9 | 40.22 | Z400 | ||
maya-03 | 47.8 | 48.6 | 8760w | ||
proe-05 | 9.18 | 8.78 | Z400 | ||
sw-02 | 34.8 | 35.44 | 8760w | ||
tcvis-02 | 25.1 | 28.49 | 8760w | ||
snx-01 | 22.5 | 26.87 | 8760w |
意外にも8760wの方が値が良かったです。Quadro4000Mは侮れないパフォーマンスを秘めていました。この値でしたら、オフィスでZ400を使用して現場で8760wを使用といった使い分けをせずに8760wだけで業務が十分行えます。強いて言えば、モニタのサイズが17.3インチで有るため大画面を使用するには外部モニタを使用しなくてはいけないこと。メモリが16GBまでしか搭載できず、ECCメモリが非対応なこと(大容量搭載時にメモリビットエラーでブルーバックする可能性有り)。このあたりはモバイルであるが故の仕様ですので、そこを割り切れば十分すぎるハイパワーワークステーションとして運用できます。店頭在庫有りますのでお持ち帰りも可能。よろしくお願いいたします。