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Windows Server 2019が発売されてから5ヶ月が経過しました。
まだWindows Server 2016を利用されている方も多いと思いますが、今回はWindows Server 2019でHyper-Vの有効化とセットアップを行いました。
まず、サーバにHostOSとしてWindowsServer2019をインストールします。
(OSインストール手順は割愛致します。)
コントロールパネルのプログラムから、Windowsの機能の有効化または無効化を選択
役割と機能の追加ウィザードが起動します。
役割ベースまたは機能ベースのインストールを選択
サーバープールからサーバーを選択で、使用中のサーバを選択します。
役割内のHyper-Vをチェックし、次に進みます。
Hyper-Vに必要な機能が自動的に追加されます。
仮想OSで利用する仮想スイッチを作成します。
ここで作成をしないで、後ほど作成することも可能です。
仮想スイッチを作成しないとネットワークには接続出来ませんので、注意してください。
ホストサーバ側のネットワークコントローラを利用しても良いですが、パフォーマンス面では不利になりますので、ホストサーバが利用しないネットワークカードを追加することをお勧めします。
既存の仮想マシンをマウントする場合はここで移行作業を実施します。
今回はセットアップ部分のみ説明するため、割愛します。
Hyper-VのOSデータを格納するフォルダを指定します。
Hyper-V機能のインストールが実施されます。
これでHyper-V機能がインストールされました。
Hyper-V機能がインストールされたら、サーバーマネージャーを開くと、Hyper-Vの項目が追加されています。
Hyper-Vホストサーバを選択し、右クリックし、Hyper-Vマネージャーを起動します。
Hyper-Vマネージャーを起動したら、左端のサーバを右クリックし、新規→仮想マシンを選択します。
Hyper-Vサーバの名前を指定します。
構築するサーバによって第1世代と第2世代を選択します。
BIOSシステムを利用する必要があるOSは第1世代を
UEFIで利用可能なOSは第2世代を選択してください。
基本的に古いOSをインストールするのでなければ第2世代を選択した方が良いでしょう。
仮想マシンに割り当てるメモリ量を指定します。
固定で利用する場合は容量指定をお勧めしますが、他にメモリを利用する場合は、”この仮想マシンに動的メモリを使用します。”をチェックすることで、Hyper-V側が自動的に割り当てるメモリ量を変更します。
接続する仮想スイッチを設定します。
仮想スイッチを作成していない場合、”接続しない”しか選択が出来ませんので、事前に仮想スイッチを作成することをお勧めします。
仮想ハードディスクを作成します。
第1世代の場合、拡張子は”*.vhd”、第2世代の場合拡張子は”*.vhdx”となります。
仮想OSをインストールする画面になります。
一度セットアップを完了し、後から起動してOSをインストールすることも可能です。
第2世代を選択した場合、OSはISOファイル(DVD等の媒体からのインストールは不可)からのみインストール出来ます。
インストールOSをISOデータ化していない場合は、DVDの書き込みツールや、ISOデータ化するツールを使用して、ISOファイルを用意しましょう。
仮想マシンの新規作成が完了しました。
先ほど起動したHyper-Vマネージャー上に新しい仮想サーバが作成されていますので、起動して通常のサーバと同様にOSをインストールすることで、仮想サーバとして使用できます。
Hyper-Vサーバのセットアップ手順は以上になります。
ウィザードを使用して簡単にセットアップができますので、是非活用してみてください。
最後に、Hyper-Vに限らず仮想サーバはメモリやストレージに大きな負担がかかります。
より快適に仮想サーバを利用したい場合は、HDDの場合より高速なRAID環境や、SSDで動作させると良いでしょう。
廉価なサーバの標準機能で搭載されているSoftwareRAIDは速度が遅く、仮想環境で使用するとかなり遅く苦痛に感じるかもしれません。
仮想環境を使用する前提であれば、Software RAIDは利用しないで、AHCI(SATAのネイティブモード)にホストOSをインストールして、別途バックアップを取る方が現実的な利用方法かもしれません。
Hyper-Vサーバを構築してみたいが、サーバはどのような物を利用したら良いかお悩みの方は、OTTOサーバ店にお問い合わせください。
(2019/11/26 追記)
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