もしもの停電が起きる前に無停電電源装置(UPS)を導入しましょう!

現代のビジネスや家庭では、電力供給が安定していることが非常に重要です。しかし、停電や電力の不安定な状況はいつ訪れるかわかりません。そこで、無停電電源装置(UPS)の導入が必要です。UPSは、電源が途切れた際に内蔵バッテリーから電力を供給する装置であり、重要なデータや機器を守る役割を果たします。

現在、コンピュータパーツの消費電力が非常に増加傾向となっております。

Intel Xeon 6530P 32コアでは、TDP225Wとなります。2CPUにすると450W。当然メモリやSSDなど各種パーツを搭載して高負荷運用すると

600W前後は消費します。そのサーバーが3台稼働すると2,000W近い消費電力となります。

最上位のIntel Xeon 6980Pに至っては、TDP500Wとなります。2CPUで1,000Wの超高出力CPUとなります。

GPUもNVIDIA Geforce5080は380W5090は575Wと言われております。

一般家庭のブレーカーは30Aや40Aかと思います。

様々な電化製品が稼働する中、高出力マシンがフルパワーで稼働するとおそらくブレーカーが落ちてしまいます。

作業中でデータ保存する前にマシンが停止してしまうと費やした時間が全て水の泡となります。そうならないために

UPSでマシンの電力保護することをお薦めいたします。

UPSを入れるメリット

  1. データ保護: 停電時に急に電源が切れると、大切なデータが失われたり、破損したりする可能性があります。UPSを導入することで、電源が切れた際には自動的にバックアップ電源が供給され、データの損失を防ぐことができます。
  2. 機器の保護: 突然の電源断や電圧スパイクは、電子機器に深刻なダメージを与えることがあります。UPSは電源が安定的に供給されるように調整し、機器を保護します。
  3. 業務の継続性: ビジネスにおいて、停電は重大な損失をもたらす可能性があります。UPSを使うことで、業務が止まることなく続行できる環境を整えられます。

200Vに焦点をあてる

日本の電源は主に100Vと200Vがあり、多くの家庭や事務所では100Vが主流です。しかし、電力が大量に必要な機器やシステムでは200Vの電源が必要です。UPSも200Vに対応したモデルがあり、これを選ぶことでより多くの機器を安定して運用することができます。

100Vと200Vの違い

  • 電力供給能力: 200Vは100Vに比べて高出力を提供するため、大型の機器や高負荷の機器を同時に稼働させることができます。例えば、サーバーやワークステーション、高性能なネットワーク機器等、ビジネスで必須の機器にとっては大きなアドバンテージとなります。弊社で取り扱いございます、PCサーバ・ワークステーション・ネットワーク機器は200V対応の商品が大半です。導入前にご質問いただければお調べいたします。
  • 配線の効率性: 200Vであれば、より少ない電流で同じ出力を得られるため、配線が細くて済みます。これにより、配線のコストや工事の手間を抑えることができます。

200Vのメリット

  1. 高安定性の供給: 200VのUPSは、接続されている機器に対して安定した電源供給を実現し、オーバーロードや電圧降下が発生しにくい特性があります。
  2. 長時間の稼働: 200V UPSは大容量のバッテリーを搭載できるため、長時間にわたる停電にも対応することが可能です。
  3. エネルギー効率: より高い電圧を利用することで、エネルギー効率が向上し、電気代の節約に寄与します。

200Vの注意点

  1. 設備投資: 200Vのシステムには、専用の配線やブレーカーが必要になる場合があります。初期投資が必要になることを考慮しましょう。
  2. コンセント:200Vのコンセントは100Vのコンセントと異なります。
  3. 専門知識が必要: 200Vの電源設備には、専門的な技術者による設置やメンテナンスが求められることがあります。適切なサポートを受けられる業者選びが重要です。
  4. 過負荷のリスク: 200Vシステムでは高出力を扱うため、過負荷状態にならないように使用電力を常に監視する必要があります。

おすすめ200V UPS

200Vは日本では需要がまだまだ低いため、各社のラインナップも少なめです。今回はAPCとOMRONの200V UPSをご紹介いたします。

① APC SMX3000RMHV2UJ

入力電圧 200V / 出力電圧 200V / 電力 2700W

入力プラグ形状 NEMA L6-20P / 出力コンセント 8x C13、1x C19

サイズ 2U タワー兼用可能 / 重量 約50kg / 保証 2年

重量物のため、別途送料必要

弊社販売価格:¥386,430+配送料

コメント:グローバルで実績ナンバーワンUPSメーカーのAPC製。サーバーの制御にはパワーシュートが必要となります。ネットワーク接続時は別途ネットワークモジュールが必要となります。

② OMRON BU3002R

入力 AC200V~AC240V / 入力プラグ NEMA L6-20P / 出力 200V・100V

容量 3000VA 2100W (100V mode時は1500VA/1350W)

出力コンセント C19x2、C13x8 / 常時インバータ給電方式

自動シャットダウンソフトは無償DL可能 / 2Uラック型 約31kg

レールキット付き / 3年間保証(ユーザー登録を納品1ヶ月以内に実施のこと)

弊社販売価格:¥387,200

コメント:日本ではAPCの次に需要のあるUPSメーカーです。日本企業に沿った作りとなっております。価格はAPCとほぼ同額ですがAPCでは有料の制御ソフトは無料DL可能。ユーザー登録実施で保証期間3年となります。別途配送費はかかりません。こだわりがなければOMRONをおすすめします。

おわりに

無停電電源装置(UPS)は、ビジネスや家庭において重要な役割を果たします。特に200VのUPSを導入することで、高い出力の機器を効率的かつ安全に運用することが可能になります。停電が起きる前に、今一度あなたの環境を見直し、UPSの導入を検討してみてはいかがでしょうか。データや機器を守るための一歩を踏み出しましょう!

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