R630にグラフィックカード搭載してみた。
いつもおっとサーバ店をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
弊社で購入した中古サーバで、グラフィックカード出力が利用できるのか?というご質問を頂きました。GPU機能のみではなく、出力利用できるかどうかは非常に気になる所です。
というわけで今回は、人気中古サーバDELL PowerEdge R630を使ってグラフィックカードの動作検証を行っていきます。
◎今回使用するモデルの仕様・スぺック
DELL PowerEdge R630
CPU | E5-2699v3 2.3GHz 18コア36スレッド:45MB |
メモリ | 64GB(2x32GB) PC4-25600 DDR4-3200 |
グラフィック | NVIDIA Quadro P620 |
ディスクコントローラ | PERC H730p mini SATA 6Gb/s・SAS 12Gb/s コントローラ 2GBキャッシュ RAID 0,1,5,610,50,60 |
インターフェイス | 1000T 4ポートのメザニンNIC iDRAC8 エンタープライズ x1 |
電源 | 750W:2基(最大2基) |
拡張バス | PCI-E Gen3x16 x2(2) PCI-E Gen3x8(16レーン)x1(1) |
サイズ | 483 × 701 × 43 mm |
重量 | 標準構成時 約19kg |
標準保証 | 店舗センドバック保証 90日(1年間に延長可) |
本体に仕様しているモデルはPowerEdge のR630という1Uタイプのラックサーバで、
発売以来根強い人気を博しています。(当店でも大量注文されている方が多い印象です。)
E5-26xx系のV3とV4どちらも利用できるという点も愛される理由かもしれません。次はGPUです。
NVIDIA Quadro P620
GPU | NVIDIA® Quadro® P620 グラフィックスプロセッサ |
CUDAコア | 512コア |
メモリ | 2GB GDDR5 SDRAM 搭載 |
バス | PCI Express 3.0 x16 インターフェース |
対応API | OpenGL 4.5 / DirectX 12 / DirectX 11~8.1 |
最大消費電力 | 40W |
ディスプレイコネクタ | Mini DisplayPort × 4 (DisplayPort ver 1.4対応) |
最大画面数 | 4画面 |
今回グラフィックカードを選定する上で、①PCIe 1スロット分での取付が可能②ロープロファイルブラケットの装着が可能、この2点がR630の構造上必須条件でした。
そこで、日頃弊社販売のワークステーション等にも搭載され、マルチディスプレイ用としてご愛用されている方も多いQuadro P620を搭載してみました。
P620はロープロファイルに対応しながら、miniDPを4portも搭載しており、大変汎用性が高いです。l
WindwosSerever上での動作検証
今回は動作・検証環境としてWindwosServer2019stdを用いて動作確認をしていきたいと思います。
まず、ドライバもOSも何も入れていない状態でカードを挿して起動してみます…!
・・・・・・・。
画面が映りせんでした。
気を取り直して、今度はWindwsServerインストールまでは標準搭載のD-sub15pinで
行い、ドライバがあたっている事が確認できたら、P620出力に切り替えたいと思います!
OSとNVIDIAのドライバをインストールして、P620に取り換えて再起動…。
映りました!
やはりWindows上であれば問題なく出力できるようですね。
ドライバも正常に当たっています。
ただ、R630のSystem SetUp画面等は表示する事ができないようですので、要注意です
とりあえず、HP Z Workstationのようにベンチマークテストを
実施してみようと思います!
〇SPECviewperf 2020
結論を申し上げると、計測できませんでした。
テスト自体は正しく実行され、ログでもResultの生成が確認できるのですが、
肝心のテスト結果が表時されません。WindwosServerなのかBIOSバージョンの
問題なのか。
ただ、テストは正常に動いていたので、GPU自体は有効であると思われます。
また原因判明次第、本ブログを更新していきます。
当ブログでは、今回ご紹介した様な内容のほかにも、
製品入荷情報やお得情報など、様々な記事を更新してまいりますので、是非ご覧くださいませ。
▼お問い合わせフォーム、お電話はこちら
https://www.pcserver1.jp/apply.html?id=APPLY1
Tell: 03-3233-8010