各社から 3TB HDD が発売されていますが、ハードウェアにより対応がまちまちで、サーバやストレージにも非対応の機種があります。
そこで、当店にて Drobo シリーズに 3TB HDD を接続し、利用可能かどうか実験してみました。
(※これは、2011 年 9 月現在の情報です。ファームウェアのバージョンアップ等により、対応状況が異なる場合があります)
実験に利用したHDD :
HDS723030ALA640 (0S03088)
(HGST製, 3TB, 512Byteセクタ)
・Drobo 2nd Generation (SG)
2011 年 9 月に対応済み。
遅くなりましたが、ついに Drobo SG も 3TB HDD に対応しました。12TB ( 4x3TB ) のストレージをこの価格で構築できる機種は、他にありません。なかなか強烈なコストパフォーマンスを誇るストレージです。
※2011 年 9 月 27 日にリリースされたファームウェア 1.4.0 をインストールする必要があります。自動的にインストールされない場合があるので、その場合は手動でインストールを行ってください。
・Drobo FS
利用可能。
ただし、ファームウェアを最新版にアップデートする必要あり。
リリースノートによると、Drobo Pro FS および B800fs も対応しているようです。
・Drobo S (USB2.0)
利用可能。
ただし、ファームウェアを最新版にアップデートする必要あり。
・Drobo S (USB3.0)
利用可能。
ただし、ファームウェアを最新版にアップデートする必要あり。
・Drobo Pro
SGと同様のエラーが表示され、非対応。。
こちらも、2011年第二四半期に対応予定のようです
(5/10追記:Pro も 3TB HDD に対応しました。ファームウェアを最新版にアップデート してからご利用ください)
なお、4kBセクタの2TB HDD( ST2000DL003 / Seagate製 2TB HDD )は、全機種にて動作を確認しました。
以上の結果を表にまとめてみます。
– | 2TB HDD (512Bytesセクタ) |
2TB HDD (4kBytesセクタ) |
3TB HDD (512Bytesセクタ) |
---|---|---|---|
Drobo 2nd (SG) | ○ | ○ | ○ ( 2011 年 9 月のアップデートで対応) ※最新ファームウェアが必要 |
Drobo FS Drobo Pro FS Drobo B800fs |
○ | ○ | ○ (最新ファームウェアが必要) |
Drobo S (USB2.0) | ○ | ○ | ○ (最新ファームウェアが必要) |
Drobo S (USB3.0) | ○ | ○ | ○ (最新ファームウェアが必要) |
Drobo Pro | ○ | ○ | ○ ( 2011 年 5 月のアップデートで対応) ※最新ファームウェアが必要 |
Drobo Elite Drobo B800i |
○ | ○ | ○ ( 2011 年 4 月のアップデートで対応) (最新ファームウェアが必要) |
……という結果になりました。
「HDDを 5台搭載できる機種は、 3TB HDDが使える」と覚えれば大丈夫そうです。
全機種、3TB HDDが利用可能になりました(2011/09/30)。
上位機種のProが対応していないのは残念ですが、Data Robotics社によると、数ヶ月以内に対応する予定があるとのことなので、それまでは2TB HDDでガマンでしょうか。
上位機種のProも、ファームウェア・アップデートで 3TB HDD を利用できるようになりました。24TB の大容量ストレージを構築できます(2011/05/10)。
2011/04/08 & 2011/05/10 追記 :
Drobo Pro , Elite (B800i) のファームウェアがアップデートされ、2TB 以上の HDD に対応しました。
Data Robotics社Webサイトより、最新版のファームウェアをダウンロードしてご利用ください。
2011/09/30 追記 :
予定より遅れましたが、 Drobo SG にも 3TB HDD 対応のファームウェアがリリースされました。これで、合計 12TB のストレージが構築できるようになりました。