LSI Nytro WarpDrive WLP4-200をPrimergy RX300S7に搭載しました。

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SQLServer やオラクルの処理を高速化することで SSD を使われるケースが増えておりますが、SSD 自体の安定性がまだまだで、パフォーマンスを引き出すにはしっかりした RAID カードを用いて複数本で RAID0 を組む必要があります。


基幹システムに導入する場合はかなりのリスクを伴います。当店でも実験中に負荷をかけ続けた SSD が急に認識しなくなり、RAID0 だったため全てやり直しとなるケースがありました。

 

そこで今回は、LSI Nytro WarpDrive WLP4-200を使用してみました。簡単に言うと、SLCのSSDをPCI-eカードに搭載してストレージ化した商品です。詳しくはLSIのサイト等でご確認ください。このカードをPrimergy RX300S7へ搭載してどのようなパフォーマンスが出るか検証してみました。


 

搭載方法は至ってシンプルで、PCI-e 2.0 x8のスロットに搭載するだけです。Windowsでしたら、LSI のサイトで「WarpDrive」のドライバがありますので、これを当ててください。これだけでOS上から1ドライブとして認識されます。WindowsServer2008R2上ではこのように認識されます。

早速ですが、ベンチマークを測ってみました。

DBサーバではシーケンシャルよりランダムが重要視されます。ただ搭載するだけでこの値が出るというのは非常に便利です。チューニングや機器選定で労力をかける必要がありません。当社で最速でしたHP D2700エンクロージャ+146GB(15k)x24本+9285-8eで構成を組んだときよりもWriteは速いです。

 

搭載時の注意点としてXeon5500番台以降のPCI-e2.0を搭載したマシンが必須です。放熱を考えて2U以上がベストです。1Uでは放熱性の面から考えると少々怖いです。

 

お値段が高いのと容量が少ないことが少々ネックでは御座います。容量はSATAにはかないませんが、速度はストレージパフォーマンスが数十倍ですので今までかかっていた処理時間を大幅に短縮できます。機材を色々購入してパフォーマンスを上げた場合の故障リスクもほぼ無くなりますので、「初期投資で時間を買う」と思って頂ければそれほど高い商品では無いかと思います。

 

LSI Nytro WarpDrive WLP4-200 のお求めは、コンピュータのおっとサーバ店で!


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