8TB Seagate Enterprise NAS HDD の実力は?

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Seagate の NAS 向けハードディスク Enterprise NAS HDD シリーズの 8TB モデルが登場しました。
容量を稼ぐために瓦書きを採用した “Archive HDD” ではなく、通常の記録方式を採用しつつ 8TB の大容量を実現したモデルです。
そのため、Archive HDD のような、書き換え速度の低下はありません。

今回は、このハードディスクを使用してベンチマークを取ってみました。

測定環境

本体 : FUJITSU PRIMERGY RX1330 M1
CPU : Xeon E3-1231V3 ( 3.40 GHz )
RAM : 8GB
RAID : 純正 SAS アレイコントローラ ( PY-SR3C34 )
HDD : 4x ST8000NE0001

ベンチマーク

RAID 5 構築時

JBOD 構築時

RAID 非構築時 ( RAID カード取り外し )

温度について

ベンチマーク測定直後でも、38 度。最大でも 41 度でした。極端に熱くなる事もなく、安定しています。

総評

瓦書きの “Archive HDD” のような、書き換え時の極端な低下もなく、とても素直な動作をする、良い意味で普通のハードディスクです。RAID 環境でも安心してご利用いただけます ( Archive HDD は RAID 環境での利用が非推奨でした )。

8TB Enterprise NAS HDD のお求めはこちらから。RAID 環境で大容量のものをお求めの方には、こちらをお勧めします。

取寄 Seagate ST8000NE0001 8TB 6Gbps SATA 7200rpm Enterprise NAS

やや動作にクセはありますが、同容量で安価な Archive HDD もお求めいただけます。

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こちらは RAID 環境での動作は非推奨となりますので、ご注意下さい。基本的には、普段使いではなく、バックアップ用としての利用をお勧めします。


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