Microsoftソフトウェアライセンスの上手な活用方法
オフィスや自宅等でよく利用されている、Windows等のソフトウェアライセンスですが、一般的に購入方法は3通りあります。(少々イレギュラーなライセンスとしてはエンベデッィッド版がありますが、今回は割愛します。)
・パッケージ版
・オープンライセンス
・DSP/OEM版
これらのライセンスはそれぞれ長所と短所を持っております。
○パッケージ版
・長所
- 単品で購入することが出来、特別な手順を踏むことがなくすぐに利用できる。
- インストールする機器を変更することが可能で、既存のインストール環境のデータを消去後に新たなハードウェア等への導入が可能となる。但し他のPC等への導入時はパッケージの外箱を保有していることが必須条件。
- メーカーサポートあり
・短所
- 他のライセンスに比べて高額。
- 再インストール用に箱を保存しなくてはならない。
- インストールディスクの再発効が出来ない。
- 再イメージング権なしのため、社内の一括導入等には不向き
- ソフトウェアアシュアランスへの加入は商品購入から90日以内に申込みを行えば取得が出来るが手続きが煩雑
○オープンライセンス
・長所
- 3ライセンス以上から購入することが出来る。
- パッケージに比べて安価
- ボリュームライセンスセンターで、ライセンスを一括管理が出来る。
- ボリュームライセンスセンターからダウングレード版のソフトウェアを入手できる場合がある。また、インストールディスクのデータを無償ダウンロードできるため、メディアの紛失リスクを避けることが出来る。
- 会社や個人にライセンス貸与されるため、インストールする機器を変更することが可能で、既存のインストール環境のデータを消去後に新たなハードウェア等への導入が可能となる。
- 再イメージング権ありのため、企業内の大量導入等に最適
- 2年間のメーカーサポートあり
・短所
- 購入時に申請書の提出が必要
- 発行までに10日から2週間程度時間がかかる
- ソフトウェアアシュアランスへの加入はライセンスと同時購入が必須(無償バージョンアップや各種サポート)
DSP/OEM版
・長所
- 圧倒的に安価で導入が出来る。
・短所
- ハードウェアとのバンドル販売が必須(Windows8,8.1は単体購入可能)
デスクトップOSは基幹部品(CPU、メモリ、HDD、M/B等)
サーバOSはシステム一式で、パーツバンドルは不可 - ライセンスは同時購入のシステムまたはパーツ自体に付与されるため、異なる環境下への再インストールは不可
- システム及びバンドルパーツが故障した場合、ライセンスは失効する。
- インストールディスクの再発効が出来ない。
- 再イメージング権なしのため、社内の一括導入等には不向き
- ソフトウェアアシュアランスへの加入は商品購入から90日以内に申込みを行えば取得が出来るが手続きが煩雑
- サポートなし
ソフトウェアを単体で1つだけ購入する場合はリテールパッケージ
複数ライセンスを購入・管理したり、古いバージョンのOSやアプリケーションを利用したい場合はオープンラインセンス
サポートは自分でやるので安価にOSやソフトウェアが欲しいならばDSP/OEM版のご購入がお勧めです。