System X3530M4 でのVMware5.1運用について

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IBM社製のSystem x3530M4にvSphere5.1をインストールしてみました。

最近のSystem xシリーズでは、従来のBIOSではなく、uEFIというプラットフォームが採用されています。これにより、vSphereやLinuxディストリビューションをインストールする際にちょっとひと工夫が必要になっていますので、実際にインストールを試した結果をレポートします。

デフォルトの状態では、System x3530M4はuEFIプラットフォームからブートされます。このままvSphere5.1のインストール媒体を挿入してインストーラを走らせると、以下のような画面表示となって正常にインストーラが起動してきません。

これはuEFIブートすると発生するようです。

そこで、BIOSブート(Legacy Onlyブート)させてインストールを行います。

上記の画面でF12を押下することで、一時的にLegacy Onlyでブートさせることも出来ますが、OSインストール後に再びuEFIブートしてしまいますので、uEFIメニューのBoot ManagerからLegacy Onlyを最上位に持ってきて、常にLegacy Onlyで起動するように設定を変更します。

F12ではなく、F1を押下してuEFIのSetupメニューを開き、Boot Managerを選択します。

Add Boot Optionを選択します。

Generic Boot Optionを選択します。

Legacy Onlyを選択して、Boot Order上にLegacy Onlyが表示されるように追加を行います。

これでLegacy OnlyがBootメニューに表示されるようになりましたので、Boot順を最上位に持ってくるため、Escで画面を戻ってChange Boot Orderを選択します。

Legacy Onlyを+で最上位に持ってきて、Commit Changesを押下します。

最後にTop画面にEscで戻り、Save Settingsを行った後にExitして終了です。それではvSphere5.1のメディアを挿入してインストールを実行しましょう。

以下のように正常にインストーラーが起動してきました。

今回使用したSystem x3530M4にはServeRAIDM5110が搭載されていますが、特にOut Boxドライバを使用しなくてもそのまま認識されています。

正常にインストールが完了しました。

uEFIメニューからLegacy Onlyを選択せずに、One timeブートでvSphere5.1のインストールを行うと、インストール完了後の再起動でvSphere5.1が正常に起動してこないのでご注意ください。


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