AIC社のHDDエンクロージャーを取り扱い開始しました。

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このたび、台湾のストレージメーカーでありますAIC社のHDDエンクロージャーを取り扱い開始いたしました。

①2Uサイズで24台の2.5インチを搭載出来るモデル

J2024-1(SSG-JBSA31S-2242T-54RP-B)

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②2Uサイズで12台の3.5インチを搭載出来るモデル

J2012-1(SSG-JBSA31S-2123T-55RP-B)

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この2台が店舗に入荷いたしましたので早速接続検証を行いました。商品のデザインは一般的なストレージエンクロージャです。両機種ともコントローラはシングルでマネジメントポート付きです。マネジメントポートの設定が少々やっかいなのでこちらは後日アップいたします。SAS-1ポートがサーバと接続するコネクタです。

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J2012-1ですが、他社のストレージエンクロージャと違って良いところは、HDDトレイがネジ不要なところです。

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HDDのねじ穴にちょうど出っ張りが出ているのでパチッとはまります。なので落下もしません。何度も入れ替えるとバネが弱くなりますが通常一度組んだHDDを何度も交換はありませんのでよほどの事が無ければ大丈夫です。

当機はRAIDコントローラは搭載していませんのでベースとなるコントロールサーバが必要です。今回は富士通PRIMERGY RX2530M1を使用。ポイントとなるRAIDカードは、PRIMERGY純正カードのPY-SR3PEを使用。LSI3108コントローラを搭載し、キャッシュも2GBを実装の12Gb RAIDカードです。OSはWS2012R2です。

①2Uサイズで24台の2.5インチを搭載出来るモデルとサーバをSFF-8644のケーブルで接続。搭載しましたHDDはHGST製のHUS156060CSS204。600GB 15,000rpmの12Gb SAS HDDです。

②2Uサイズで12台の3.5インチを搭載出来るモデルとサーバをSFF-8644のケーブルで接続。搭載しましたHDDは東芝製のMG04ACA600E。6TB 7,200rpmの6Gb NL-SATA HDDです。

OS上にMSMをインストールし、MSM内でRAIDの設定を行いました。RAID6でAlways WriteBackです。

いつものCrystalDiscMark5.0.3を使い、速度を計測。RAIDキャッシュが2GBなのでキャッシュに収まる2GBとキャッシュ以上の32GBで測定しました。

①J2024-1で2GB

aic2u24-1

②J2024-1で32GB

aic2u24-2

③J2012-1で2GB

aic2u12-1

③J2012-1で32GB

aic2u12-2

HDDとRAIDカードの性能が高いので良い値が出ています。エンクロージャがボトルネックにはなっていません。十分使用出来る値です。

サーバを変える事は出来ないが、ストレージの容量をアップしたい。しかも高速アクセスが必要と言ったご要望にお応えできるエンクロージャです。よろしくお願いいたします。

 


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