SSDをサーバーで使ってみました。
最近、価格も落ち着いてきたこともあり、サーバーでSSDを搭載できるか
どうかの問い合わせが増えてきております。そこで、当店在庫のサーバーを
使い、搭載できるかどうかの実験を行ってみました。
今回使用しましたSSD
キングストン SSDNow SNV425-S2/128GB
今回実験で使用しましたPCサーバー
(1) 富士通 Primergy TX100S1
(2) IBM System X3550M3
(3) hp Proliant ML110G6
(4) hp Proliant DL380G5
結果から申しますと、全台数OSのインストールが出来ました。
System X3550M3はSERVE-RAIDの設定が少々ややこしいです。
他の機種は特に難しい事をせずともOSインストールが出来ました。
おなじみのcrystalベンチマークを使い、ベンチマークを行いました。
機種はTX100S1で、オンボードRAIDに取り付け、Win7にて測定しました。
結果的には15K SASより速いです。
SASカードを使わず、SATAのコントローラーで使えるSSDにはコスト面でも
SASに対して圧倒的なアドバンテージがあります。
この数値だけを見ますとSSDをどんどん採用したくなりますが
ノートPCなどと違い、複数のユーザーがランダムでアクセスする
サーバーでは何処まで耐久性があるのか正直わかりません。
遅くなるのか、突然データが消えるのか、OSがフリーズして再起動が
必要になるのかなど、検証すべき点がございます。
現状ではHDDよりリスクの高いSSDのみで全てを行うのではなく
消失してはいけないデータは常にHDDにバックアップを取るように
されたほうが望ましいです。
このあたりの問題点もふまえてSSDの導入をご検討頂ければと
思います。