‘技術記事’ カテゴリーのアーカイブ

DELL PowerEdge R230 にLinuxをインストール

2016年6月24日 金曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 0 分 52 秒

PowerEdge R230ですが、Linuxのインストールテストを実施してみました。

OSインストールを検証しましたのは、REDHAT 6.8 64bit、REDHAT 7.2 64bit、CentOS6.8 64bit、CentOS7 64bit、Ubuntu16.04 64bit 日本語です。

弊社でのインストール方法としては、メディアからブートし、特に設定せず簡易的に進める、至ってシンプルなインストール方法です。LifeCycleインストーラは使用せずに行いました。

この方法でインストールが完了しましたOSは、

REDHAT 6.8 64bit、REDHAT 7.2 64bit、CentOS6.8 64bit、Ubuntu16.04 64bit 日本語です。

GUIでの起動確認とオンボードNIC 2ポートの認識確認まで実施いたしました。

インストールでの注意点ですが、

①DELLのサイトにも記載しているとおり、Linux上でのS130 オンボードRAIDは対応しておりません。AHCIモードでのインストールとなります。

REDHAT7.2に関しては、uEFIモードを使用します。BIOSモードでは途中でストップしました。

CentOS7 64bitはBIOSモード、uEFIともにインストール途中でストップしてしまいました。

となっておりました。Linuxに関しては今後開発が進めばインストール方法に変化はあると思いますので現時点では無理なことも修正される可能性も御座います。

 

 

SuperMicro 5028D-TN4T Xeon D1541搭載コンパクトサーバ4(消費電力比較)

2016年4月26日 火曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 32 秒

Xeon Dの最大の特徴として、省電力となります。Intelの仕様書ではTDP45Wとなっております。今回は弊社在庫のサーバと消費電力の違いを比べてみました。

検査方法

1:コンセントを刺しただけ

2:WindowsServer2012R2の起動時。無負荷状態。

3:PRIME95を起動してCPU負荷100%

比較機種

PRIMERGY TX1310M1

(Xeon E3-1226V3 4C/4T TDP84W/PC3L-12800 ECC 4GBx4/240GB SSD)

CPU PASSMARK:7,403

PRIMERGY RX1330M1

(Xeon E3-1231V3 4C/8T TDP80W/PC3L-12800 ECC 4GBx4/240GB SSD)

CPU PASSMARK:9,600

PRIMERGY RX2530M1

(Xeon E5-2630V3 8C/16T TDP85W/PC4-17000 Reg 16GBx4/240GB SSD)

CPU PASSMARK:12,875

PRIMERGY TX2560M1

(Xeon E5-2660V3x2CPU 10C/20T TDP105W/PC4-17000 Reg 16GBx4/240GB SSD)

CPU PASSMARK:18,671

SuperMicro 5028D-TN4T

(Xeon D1541 8C/16T TDP45W/PC4-17000 Reg 16GBx4/500GB SSD)

CPU PASSMARK:11,909

検査結果

PRIMERGY TX1310M1  ①0w ②25w ③86w ④21.5 ⑤86

PRIMERGY RX1330M1  ①6w ②20w ③97w ④12.1 ⑤99

PRIMERGY RX2530M1  ①10w ②94w ③224w ④14 ⑤57.4

PRIMERGY TX2560M1  ①9w ②74w ③304w ④7.6 ⑤61.4

SuperMicro 5028D-TN4T  ①7w ②34w ③95w ④5.93 ⑤125.3

結果を踏まえますと、最近のサーバはどれも省電力です。その中でもXeonDの省電力は若干ですがアドバンテージになっています。目安になるか判断が難しいですが③をThreadで割りました値を④としました。また、PASSMARKの値を③で割りました値を⑤としました。そうしますとXeonDが一番効率が良いことにはなりました。CPUがMAXで動くことは少ないので②の値を1.5倍ぐらいすると運用時の消費電力となりそうです。実際はここにデータ用のSATA HDDを複数本搭載しますのであと20W程度は上昇しそうです。

SuperMicro 5028D-TN4T Xeon D1541搭載コンパクトサーバ1

2016年4月22日 金曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 0 分 45 秒

今回、SuperMicro製のXeon D搭載サーバ【5028D-TN4T】が入荷いたしました。

IMG_3253

コンパクトサイズのサーバです。高さ25CM、幅21CM、奥行き30CM程度です。

IMG_3254

IMG_3255

全面のふたを開けるとHDDを4台搭載出来るベイがあります。HDDを搭載するとこんな感じです。

IMG_3256 IMG_3257

 

背面はこんな感じです。標準で1000Tx2ポートと、10Gb-Tx2ポートあります。オンボード化していますのでPCI-Eを消費しません。Intel製のコントローラを採用しています。

本体のフタを開けてみます。背面のネジを取り外し、青いつまみを動かしてロックを外して弾き出します。

IMG_3258

上面にはDVDを搭載するか、2.5インチのSSDを搭載出来るスペースがあります。

IMG_3259

側面はメモリスロットがあります。DDR4 Reg を4枚搭載可能。

IMG_3260

反対側はPCI-E Gen3 x16が1スロットあります。ただ、背後にあるファンの電源コネクタと干渉しやすいため、カードを選びます。

その奥にはM.2のコネクタがあります。PCI-E 規格です。

シンプルかつコンパクトにまとまったサーバです。メモリとHDDを搭載し、OSのインストールで一通りの運用は可能です。次の記事で起動してOSのインストールを実施いたします。

TX1310M1、RX1330M1へWindows Server 2012R2をインストール

2016年4月18日 月曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 2 分 4 秒

大好評販売中の、富士通 PRIMERGY RX1330M1へのWindows Server 2012R2のインストールですが、インストールに際して必要なドライバがわかりにくいとのご相談をいただきますので、手順を公開いたします。

1.準備

・ServerView Suite(本体添付のDVD)をご用意ください。

・Windowsがインストールされたコンピュータ

・USBフラッシュディスク

※RAID構築はインストール手順前に作業してください。

※OSのインストール領域ですが、uEFIに変更することで大容量HDDも1パーティションでインストールが出来るようになりました。こちらをご覧ください。

※uEFIへの変更は下記RAIDの設定後に行ってください。

オンボードRAIDはこちらの資料がわかりやすいです。

RAIDカード(PY-SR2C2など)はこちらの資料がわかりやすいです。p104 10 WebBIOS となります。

 

2.ServerView Suiteのディスク1をWindowsPCに挿入

ServerView Suiteのディスクより、USBフラッシュディスクに下記のフォルダをコピーしてください。

DVDドライブはDドライブと仮定します。

D:\DRV\MASSTOR\LSI\SATA_MegaSR\ (オンボード Host-RAIDカードのドライバ)

D:\DRV\CHIPSET\INTEL (チップセットのドライバ)

D:\DRV\VIDEO\MATROX\iRMCV3\ (ビデオカードのドライバ)

D:\DRV\CHIPSET\FTS\iRMC-HTI\ (iRMC リモートコンソールのドライバ)

 

3.Windows Server 2012R2のインストール

Windows Server 2012R2のメディアを挿入し、インストールを開始

HostRAIDを使用している場合、RAIDドライバが検出できず、RAIDが解除された状態になってしまいます。下記図のように2つになってしまいます。ここで先ほど作成したUSBを使用して、ドライバの追加読み込みを行います。

EMB1

D:\DRV\MASSTOR\LSI\SATA_MegaSR\  (オンボード Host-RAIDカードのドライバ)2012R2のドライバを適応してインストールを完了させると元の状態に戻ります。

EMB2その後はインストールを進めてください。

4.チップセットドライバの導入

インストールが完了しますと、ドライバが数点適応されていません。まずはチップセットドライバをインストールします。

D:\DRV\CHIPSET\INTEL (チップセットのドライバ)フォルダ内にある下記ファイルを開く

“intelChipsets.zip”

圧縮ファイルを開くと、”9.4.0.10.27″フォルダ内にある、”infinst_autol”を実行し、インストール。

再起動を求められるので、再起動。

5.各種ドライバの導入

通常のドライバ適用手順に従い下記のドライバをインストール

D:\DRV\CHIPSET\FTS\iRMC-HTI\ (iRMC リモートコンソールのドライバ コプロセッサと表記されています)(RX1330M1のみ)

 

D:\DRV\VIDEO\MATROX\iRMCV3\ (ビデオカードのドライバ)(RX1330M1のみ)

※ビデオドライバは標準ドライバになっているので、手動で上記ドライバに変更

以上でOSインストールは終了です。

Serverview Suiteに含まれている各種管理ツールはお好みでインストールしてください。

 

【ITパビリオン通信】ATEN様のHDMIスイッチャー VanClystのご紹介

2016年2月27日 土曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 0 分 44 秒

ITパビリオンに設置しております4K 40インチモニタ4枚のスイッチングはATEN様のVanClyst VH6404Hにて行っております。4K(30フレーム)に対応したスイッチャーです。使い方は下記の図のようになります。(展示機とはポート数など異なりますが使用方法はほぼ同じです)

ATENパネル0001

 

VanClystはブラウザで設定可能です。機器が手元に無くても大丈夫。

IMG_3157

当店の4Kモニタ展示ブースではHDMI対応のワークステーションを使用して、分配方法をVH6404Hにて制御しております。

1台で4画面を使用する、4台バラバラで使用する事も可能です。是非ご来店頂き、VH6404Hの操作を体験してください。

IMG_3158

また、サーバデモブースではATEN様のKVM内蔵ドロアを使用しております。

IMG_3159

操作性やキータッチなど確認が出来ます。

ATEN様のサイトにて様々なバリエーションのスイッチャーが御座います。モニタ設置環境に合わせてスイッチャーを選択可能です。機器選定のご質問はお気軽にお問合せください。

ATEN様はモニタスイッチャー以外にもKVM、ドロア、PDUと言った機器もお取り扱いが御座います。弊社はATEN様のビジネスパートナーですので一通りの商品がお取り扱い可能です。お気軽にお問い合わせください。

 

富士通PRIMERGYのIRMCを有効活用

2016年2月26日 金曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 0 分 57 秒

富士通のPRIMERGYにはIRMCという管理機能が標準装備しています。(TX1310シリーズは除く)

現状、PRIMERGYはBIOSのログを確認するにはIRMCを利用するしか方法が御座いません。

接続方法はこちらの富士通サイトをご覧いただければ詳しく記載が御座います。簡単に言いますと、スパナマークにLAN接続→BIOS内でIRMCにIPアドレスを振る(DHCP、Static)→PCからブラウザでIPをたたく。

デフォルトはID:admin PASSWORD:adminです。

RX1330M1で何かが故障した場合、フロント部分のCSSが点灯します。CSSの点灯は主に、

メモリの故障、HDDの故障、ファンの故障

となります。故障箇所が特定しやすい箇所のエラーとなっております。クリティカルな箇所(主にマザーボード)は!が点灯します。

IMG_3155

 

ですが、これだけでは何が起きているのか分かりません。そこでこの内容を確認するためにIRMCを活用します。

ログを見ますとこのようにメモリに不具合が出たことが分かります。

mem1

こちらはHDDの故障。(わざとHDDを取り外してみました)

BIOS時ではこのようにDegradedが出ます。

IMG_3154

IRMCではこのように表示されます。

hddirmc1

今回、RX1330M1に搭載しましたパーツ類は他社製です。IRMCは他社製のパーツでもエラー判別できます。純正パーツでオンサイト保守にこだわらなければ他社製パーツとIRMCを融合することでローコストでサーバ運用が可能です。WindowsでしたらさらにMSMを使うことでHDDの状態がより詳しく表示出来ます。是非ご活用ください。

 

2.5インチHDD採用サーバのHDD容量不足に強力な味方が登場

2015年12月15日 火曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 15 秒

最近は2.5インチのHDDを採用したサーバが増えていますが、パフォーマンスの追求がしやすいものの、HDD容量不足になってしまうことが少なからずありました。

間違い無く動作をするHDDと言えば、SeagateのEnterprise Capacity 2.5がありますが、最大でも2TB(12月下旬頃発売開始予定)で、価格もかなり高いのが問題点でした。

とはいえノートPC用のHDDを転用すると、すぐに壊れてしまうことがあり、特にProliantサーバはノートPC用のHDDを挿入すると温度センサの異常と誤認識してFANが全開で動いてしまう問題がありました。

 

そんな問題点を解決する製品が東芝から発売になりました。

TOSHIBA MQ03ABB300 3TB 5,400rpm 6Gbps SATA 2.5インチ

HDD自体の厚みが15mmと一般的な2.5インチHDDに比べて分厚いですが、サーバで使用するなら問題にはなりません。

今回下記の機器構成でOSをインストール、パフォーマンステストを実施しました。

Proliant DL360 G7

CPU:Xeon E5606 2.13GHz QuadCore 1基

メモリ:16GB

HDD:TOSHIBA MQ03ABB300 3TB 5,400rpm 6Gbps SATA 2.5インチ 2台

RAID:Smart Array P410 256MBキャッシュ

RAID1 ライトバックキャッシュ有効

OS:Windows Server 2012R2

使用ソフトウェア:CrystalDiskMark 5.1.0

結果は・・・・

DSC_0094

複数回ベンチマークを実施しましたが回転数が低いこともあり、パフォーマンスにばらつきがありますが、データのアーカイブや速度を要求しないデータストアとしては十分利用出来そうです。

Proliantサーバ特有の、RAIDソフトウェアが機器の故障と誤検知して筐体内FANが全開で動作してしまう現象は、このHDDでは発生しませんでした。

既存でSAS HDDを使用していて、一時的に大きな容量を使用したい場合はコストパフォーマンスに優れた製品です。

データの一時保管用にいかがでしょうか。

大容量テープドライブ LTOでバックアップ。待望のUSBモデルも登場。

2015年11月11日 水曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 45 秒

テープ装置と言えば過去のデバイスと言われがちですが、まだまだ健在です。とは言っても全てが健在では無く現在の大容量ストレージ時代に合っているのはLTO6となります。非圧縮で2TBのデータを保管できます。今回は2種類のLTO6を検証してみました。 まず1台目は一番ポピュラーな内蔵型SASタイプです。IBM製です。当然のことながらSASカードが必要になります。今回は実験ですので無茶な接続方法をしておりますが、本来は5インチベイに内蔵となります。 IMG_3079   IMG_3080 2台目はUSB3.0で接続する外付けタイプです。こちらは株式会社ユニテックス様が開発しましたモデルです。一番のメリットは接続のためにSASカードを必要としないことです。USB3.0を搭載していれば省スペースのPCやノートPCでも使用できます。 IMG_3081 IMG_3082 LTO6はLTFS(Linear Tape File System)というフォーマットを持っています。この規格を用いてテープをフォーマットしますとHDD感覚でデータをドラッグ&ドロップできます。 IBMドライブはこちらから無償でダウンロードが可能です。

ユニテックス様のモデルはWindows版とMac版がございます。購入したドライブタイプにそのOS用のLTFSツールが付属しています。 今回はWindows上で実施してみます。

LTFS化しますとこのようにドライブのように見えます。ダブルクリックしますと普通に開きます。LドライブがSAS、UドライブがUSB3.0です。PC それではここにデータを送ってみます。今回は25GBのデータを1つ送ります。結果としては下記のようになりました。LTO6_25GB_SAS LTO6_25GB_USB3 速度面はやはりSASに軍配が上がります。公称値に近い値が出ています。USB3.0はSASには劣りますが他のUSB3.0デバイスと遜色ない程度の速度です。

通常のHDDやUSBメモリのようにちょっとしたデータを書き込み読み込みさせてみました。しかしテープですので毎回ヘッドが動いてしまい、レスポンスは非常に悪いです。このような使い方は向いていません。

今回はLTFSを実施しましたが、もちろん今まで通りの使い方も可能です。その場合はテープへの書き込みはARCSERVEやBackupExecといった昔から使われていますバックアップソフトを使用します。これらのソフトはLTFSに対応しておりませんのでご注意ください。またUSB3.0もサポートしておりません。

これらを踏まえると、使い方としてはある程度大きなデータを一気に書き込むことです。通常のファイルサーバのバックアップと言うより1プロジェクト単位のデータの保管と言った使い方になります。

ブルーレイ1枚を丸々使うような巨大サイズのCG、動画、設計図と言ったところでしょうか。または金融関係での音声データの保管に向いています。テープはHDDと違い保管しやすいのでタグを貼って金庫に保管することもできます。大事なデータを抜き出して保管できるのはテープデバイスの強みです。用件に合わせてバックアップを取り、もしもの時にも備えておきましょう。

ただいまこちらのLTO6をおすすめしております。

DELL 外付けSASモデル LTO6 ¥378,000

UNITEX 外付け USB3.0モデル LTO6 ¥689,040

3.5インチのHDDを60本搭載可能!富士通 JX60 エンクロージャー

2015年10月20日 火曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 41 秒

巨大なデータ時代によりストレージに大容量を求める声が多くなってきました。当店でも50TBクラスなら定期的に納品しておりますが、200TBクラスのストレージを要望されるお話も出てきました。こういったお話にお答えするのは困難でしたが、HDDを60本搭載出来るエンクロージャを入手いたしました。

富士通のJX60というエンクロージャーです。

IMG_3062

外観はこのような筐体です。

IMG_3063

上蓋を開けるとこのようにHDDを搭載出来ます。立て刺しで60本です。

IMG_3065

 

背面はこのように電源が4台とコントローラが1台ついています。コントローラはSFF-8644となります。

電源を入れてみますとこのように前面にHDDのランプが点灯します。60本認識しています。

IMG_3069

 

このままでは認識しませんので、同じ富士通のRX200S8をコントロールサーバに、そこに外部向けRAIDカードPY-SR3PR2を搭載しました。OSはWindowsServer2012R2 Stdを使用。

JX60は電源スイッチがありません。RAIDカードと連動します。RAIDカードがJX60を認識しますと電源が入るようになります。電源を切るときはサーバをシャットダウン後に電源ケーブルを抜くことになります。

RAIDカード上から無事認識出来たのですが、WebBIOSでは本数が多すぎて設定できませんでした。

そこでOSにMSMをインストールしまして設定を行いました。

191_6jusc_o

ちょっとわかりにくいですが、左のメニューにNL-SAS 2TBのHDDを60本認識出来ております。

ここからRAIDを構成しますが、LSIのWebBIOSは1つのLUNでは32本までしか登録できません。そのため30本でRAID6を2つ作りストライピングしてRAID60を設定しました。

2TBx30をRAID6=約50TB。ストライピング化で約100TBの容量を確保出来ました。OS上でもボリュームを認識出来ました。

190_brznr_o

 

ここでベンチマークを行ってみました。CDMで計測しました。

189_a5gnm_o

シーケンシャルは十分な速度です。これだけの大容量でこの速度であれば十分使えます。IOPSはそれほど高くありませんのでVM等の仮想用ストレージには向いていません。

動作中にPDU上から電気の消費量を確認しましたら14Aほどを表示していました。ブレーカーの容量には要注意です。

ここまで見ますと非常におもしろい機器ですが、値段もそれなりの額となります。

新品での定価は約200万です。HDDはもちろん入っておりません。エンクロージャなのでコントロールサーバが必要です。外部向けRAIDカードも必要です。それなりの投資は必要ですが、4U(+サーバ)でこれだけのHDDを搭載出来るエンクロージャは魅力的です。このRAIDカードは8TBも認識できますので8TBx60本を組むことができるはずです。約400TBのストレージも夢ではありません。リスクも御座いますがその分コストは低く抑えられますので案件に合わせて頂くのが良いかと思います。

ファイルサーバー・ストレージのあれこれ、初級編(第四回)

2015年6月26日 金曜日
この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 3 分 5 秒

今回からはRAIDの設定方法です。

弊社で販売している製品ではPRIMERGY TX100 S3やTX1310 M1などエントリークラスのサーバーに標準搭載されているEmbedded MegaRAID SATAの設定方法でご質問いただく事が多いです。

今回はこのRAIDの設定方法について解説いたします。

■Embedded MegaRAID SATAの仕様は?

性能としては最低限RAID 1(1+0)が組めればよいという程度ですが、エントリークラスのサーバーに標準的に搭載されているのでとにかくHDDを2台(4台)用意すれば最低限ミラーリングできることが魅力です。
(RAID 0もできます)

キャッシュメモリなし、バッテリーオプションもありません。
基本は組めるだけと考えてください。
注意点としてはVMware ESXiではRAIDコントローラーとして認識されないので、VMwareでRAIDを組む場合は別途RAIDコントローラーを増設する必要があることです。

またWindows Server 2012(R2)では別途デバイスドライバを適用しないと組んだRAIDが認識されず単体のHDDとして認識されてしまう問題があります。
このままインストールを進めると途中でインストールが頓挫してしまうので必ずドライバを適用してください。

その他詳しくは下記urlのマニュアルをご参照ください。
http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/manual/peripdf/b7fy-2551-01.pdf
・2TBを越える領域からのbootについて
TX100 S3はUEFI bootでのGPTからの起動に対応していません。
LUNで起動ドライブをboot可能なサイズに分割してインストールしてください。
(RX1330M1、TX1320M1などは対応しているという資料があるので後日検証します)

■TX100 S3について

TX100S3外観今回はTX100 S3を例に進めます。

TX100S3内部1TX100S3内部2

今回はSATAの1TB HDDを2本搭載しています。
この形で設定します。

setup1setup2

SETUPにてSATA Configurationが「RAID Mode」に設定されていることを確認してください。
逆にVMware ESXiなどでRAIDが使えない場合は「AHCI Mode」に設定します。

post1
設定を確認したら設定を保存して再起動、POST中に規定の画面でCtr+MキーでRAIDの設定モードに入ってください。

■RAIDの設定

raidbuild1raidbuild2Configure」→「New Configuration」でRAID構築画面に入ってください。

raidbuild3raidbuild4

接続されている物理ドライブが表示されているのでArrayに参加させるドライブを選択してスペースバーで文字を反転してください。

raidbuild5

その後F10キーで確定画面に遷移し、決定します。

raidbuild6

各種設定を確認します。(今回はRAID 1に全容量)
間違いがなければ「Accept」でエンターキーを押して確定します。

*DWC(Disk Write Chace)をenableに設定するとArrayのアクセス速度が速くなります。
HDD上のキャッシュメモリを利用するので異常終了時のデータロスの可能性は高まりますが、効果は高いので割り切って有効にしてもよいと思います。

*仮想ドライブを複数に分ける場合は、ここの設定でArrayを組む容量を指定してから、一つ前の画面に戻り次の容量分もArrayを組みます。(LUNを分ける)

raidbuild7

設定情報が表示されるので確認してYesで確定

これでArrayが組まれました。

initial1initial2

Initializeを選択

仮想ドライブが表示されるのでスペースバーを押して選択してください。

initial3

確定してInitializeします。
Initializeとは仮想ドライブの領域に全て0データを入力して整合性を整える作業で、物理ドライブのフォーマットに近いです。

以上でRAID設定作業が完了です。
設定を終了して再起動してください。

post2

仮想ドライブが設定されていることを確認してください。
以上でTX100 S3のRAIDミラーリングが完了しました。

TX1310 M1やRX1330M1でもEmededde MegaRAID SATAが搭載されているサーバーでは同じ作業でRAIDを組むことができます。

■リビルド

ミラーされたArrayの片方のドライブ(RAID 10のどれかでも)が故障した時はクリティカル状態での動作となり、対になるドライブが故障すると復旧不可能になってしまいます。
故障したドライブを交換してリビルド作業をおこない、正常動作状態に戻す必要があります。

RX1330 M1などホットスワップ対応の機種であれば、作動している状態のままでHDDを交換するとオートリビルドが開始されます。
リビルド中はパフォーマンスが下がりますが、全てのリビルドが完了すると正常動作状態に戻ります。

TX100 S3の様にホットスワップできない機種であれば、一度サーバーをシャットダウンする必要があります。
HDD交換後に起動した場合はオートリビルドが開始されない場合がありますのでRAID設定画面で手動でリビルド開始してください。

リビルドが開始されたら設定画面を抜けて再起動して大丈夫です。

今回は出荷数も多くご質問いただくことも多いので、Embededd MegaRAID SATAの設定について手順を追って解説しました。

RAIDごとに手順は変わってきますので、今後も随時各種RAIDの設定方法を紹介していきたいと思います。