hp D2700+LSI MegaRAID 9285-8e搭載時のベンチマーク

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HPのD2700ストレージエンクロージャ をLSI MegaRAID 9285-8eを使って起動テストを行って見ました。

今回使用しました機材は、

本体:IBM System X3250M3

エンクロージャ:HP D2700 AJ941A(25本 2.5インチHDD搭載可能ユニット)

HDD:HP 512547-B21(146GB SAS 2.5インチ 15,000rpm 6Gb)を24本

RAID:LSI MegaRAID 9285-8e(6Gb/s・1GBキャッシュ・デュアルコアコントローラ)

OS:WindowsServer2008R2 Std

データベースサーバで使用することを仮定して、9285-8eでRAID5とRAID6を構成して計測してみました。

①WriteキャッシュをOFFにして、RAID5構成時

②WriteキャッシュをOFFにして、RAID6構成時

正直、ぱっとしない値です。これですと高価なエンクロージャを入れるメリットはあまりありません。

次にWriteキャッシュをONにしました。DBサーバや仮想化サーバを構築するときは必須項目です。

③WriteキャッシュをONにして、RAID5構成時

④WriteキャッシュをONにして、RAID6構成時

ものすごい速度がでました。キャッシュが効くことで頻繁に使うデータはキャッシュで処理されますのでHDDのボトルネックが一気に解消されます。RAID6でも速度の低下がありませんのでHDDが故障したときのリスクを考えるとRAID6で構成するのがベストです。SSDにすることでさらに速度は上がることも考えられますが、故障時のリスクを考えますとHDDの方がお勧めです。

現状でデータベースサーバが重いとお悩みの企業様は、サーバ本体よりストレージの見直しをお勧めします。CPUがE5Xeonであっても、①や②ではCPUのパワーを全く有効活用出来ておりません。CPU+メモリ+ストレージ+ネットワークをバランス良く組み合わせてこそ最適なハードウェア環境が構築出来ます。当店でご要望に応じまして様々な提案を致しますのでお気軽にお問い合わせください。店頭で現品を見ながらご提案も行っております。

 


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