コールド・スタンバイのすすめ

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コストをかけずにシステム全体の信頼性を向上させたいお客様は、現在稼働中のサーバをコールド・スタンバイ構成へ移行させてみてはいかがでしょうか?

コールド・スタンバイ構成とは、同じ設定をしたサーバを待機させておき、ハードウェアが故障した場合にそちらへ交換する方法です。
ホット・スタンバイ構成の場合はリアルタイムにデータの同期を取るため、故障時ダウンタイムの大きな低下が図れますが、導入・運営コストが比較的高くついてしまうデメリットがあります。
しかしコールド・スタンバイは、同じ構成のハードウェアを準備するだけで構成できますので、ホット・スタンバイと比較するとシンプルで手間がかからず、なおかつ構築費用も安くすむメリットがあります。

たとえば、Oracle 10gやSQL Server 2005などは、コールドスタンバイ構成の場合、別途ライセンスを用意する必要がありません。
サーバ2台での冗長化を行う場合、ホットスタンバイ構成の場合は2台分のライセンスが必要になりますが、コールドスタンバイの場合、1台分のライセンスで運用できます(ただし、2台のサーバを同時に使用することはできません)。

コストが安くすむ反面、故障時のダウンタイムはゼロにならず、ホットスタンバイほど厳密な信頼性は確保できません。
しかしそれでも、故障時にハードウェア調達やソフトウェアのインストールなどの作業が必要なくなるため、スタンバイ構成を取らない場合と比較すると劇的にダウンタイムを短くすることができます。

ホット・スタンバイ構成と比較すると、コストも手間もかからないため、ネットワーク管理専用要員がおらず、「サーバの信頼性を向上させたいけど、人的リソースを割けない」「信頼性は欲しいけど、予算が厳しい」企業様に特におすすめできます。

当店には現行品だけでなく、HP ProLiant DL360 G4pなど、メーカによる生産が終了したサーバ製品も取り扱っております。
現在稼働中のサーバをコールド・スタンバイ構成に移行したいお客様はお気軽にご相談下さい。


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