Windows Server 2012 (R2) SMB機能

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普段何気なく使用しているWindows ServerのSMB機能、主にファイル共有、プリンタ共有等で利用していますが、意外と盲点なのがこのバージョンによる速度の違いです。

現在の最新OS Windows Server 2012R2はSMB3.02を採用しており、Windows Server 2003に比べて大幅にパフォーマンス改善が図られています。

大きくメリットを享受できるのが、バッファサイズ変更による大きなファイル転送の高速化、コマンドのパイプライン化によるファイル転送パケット量の減少などですが、ネットワーク負荷が増大している昨今の環境ではかなりのパフォーマンス差になると思います。

 

一つ注意しなくてはいけない点が、クライアントのSMBバージョンによってパフォーマンスが異なることで、バージョンが新しいほどに早くなります。

Windows XP      SMB 1.0

WindowsVista   SMB2.0

Windows7          SMB2.1

Windows8         SMB3.0

クライアントPCを交換してOSがバージョンアップしたことで早くなったと感じるのはこの点も関係があるのかもしれません。

 

Windows Server2003(R2)を使用している方は2015年07月14日でサポートが終了になります。

現在も Windows Server 2003を使用している方はこれを機にサーバの移行を検討されてはいかがでしょうか?

既存サーバの移行作業も別途費用にて当社で承ります。

まずはご相談ください。


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