Primergy RX350S7で24台のHDDを搭載するとどのくらいの速度がでるか検証

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今回、Primergy RX350S7が入荷しました。オプションのストレージ追加ユニット付きです。2.5インチのHDDを24台も搭載できます。RAIDカードは1GBのRAIDカード(D3116)を使用。

HDDを24台搭載してどのくらいの速度が出るか検証してみました。SSDを使いたいところですが持ち合わせが無いため、6Gb/sのSAS 300GB(15,000rpm)を24台搭載してみました。現行では最速のSASになります。

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今回はRAID0とRAID10で検証してみました。速度重視の実験なのでRAID5,RAID6は採用しませんでした。

LSIのWebBIOSでRAIDを構築し、WindowsServer2008R2をインストール。その上でベンチマークを走らせました。

RAID0

raid10

AJA

AJA10

RAID0、RAID10ともにシーケンシャルの値は高いです。ですが、IOPSを示すQD32はそれほど高い値にはなりませんでした。HDD、RAIDカードがこのくらいで限界のようです。

IOPSも稼ぎつつデータも保持したい場合はRAID10を、とにかく速度重視でデータの損失は覚悟の上でしたらRAID0を構成してください。この値でも満足できないとなりますとSSDをフル実装+PCI-E Gen3.0の最高級RAIDカード+RAID0の導入が必要となります。もしくは専用RAIDユニットの導入になります。

現代はデータ社会です。巨大な顧客データや営業分析データの運用、ハイクオリティな画像処理など一昔では考えられないほど進化しています。これらを快適にかつ素早くこなして行くにはストレージの高速化が必須事項です。CPUやメモリを一新したサーバの導入より最新鋭の高速ストレージの導入をお勧めします。

ですが、ストレージだけ最速でも作業環境が遅いと意味がありません。(一般的なWindowsPCのネットワーク環境なら50から60MB/s程度です。)速度をがっちり稼ぐにはファイバーチャネルや10GbEの導入が必須です。当店ではストレージとそれを活かす作業環境をトータルでご提案できますので、お気軽にお問い合わせください。


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