HP WS Z800にSSD 910を搭載して見ました

この記事を読むのにかかる時間の目安: 約 1 分 19 秒

以前のblog(記事1記事2)でZ800にSSDを搭載することでどの程度ストレージパフォーマンスが向上するか実験しました。パフォーマンスは上がりましたがネックなのがRAID0を組む必要があると言うことです。作業領域として使用している最中にSSDが故障すると全てのデータが消滅してしまい、大きな損害が出てしまう恐れがあります。

そこで今回はPCI-Eに搭載可能なストレージカード「Intel SSD910」を代理店様からお借りできましたのでZ800へ搭載して速度の実験を行いました。

お借りできたのがロープロファイル版でしたのでブラケットを外して、PCI-E2.0 x8のへ取り付け。

起動して確認してみますと、下記のようにドライバ無しで認識しています。

あっさり認識しました。これには少々びっくり。以前、LSI WarpDriveを検証したときはドライバが必要でした。また、400GBという名目でお借りしましたが画面のように200GBが2つ有ります。疑問はありましたがひとまずベンチマークをとってみました。

 

まずは本体に搭載しています、Crucial M4 256GBの値です。

 

次にSSD910の200GBです。

そこそこの値は出ましたが、価格に対しての速度では無いです。ここで200GBが2つの意味が分かりました。200GBを2つでOS上のストライピングを組むことで400GBを作ることを想定していたのでしょう。

そこで、Windows7のストライピングを構成して測定してみました。

しっかりとした値がでました。LSI WarpDriveに比べますと速度面ではかなわないところがあります。OS上でRAID0を組んでいますので信頼性には不安があります。しかし価格面ではWarpDriveが約60万に対して、SSD910は約20万と40万円の差があります。Z800は一般のPCのような内部構造をしておりませんので自由度はありません。PCI-Eへ搭載するストレージカードがストレージ速度を上げる方法の近道になりますので内蔵のストレージがボトルネックでCPUとメモリのパワーが使い切れていないと感じましたら是非導入をご検討頂ければと思います。

 

近々、新製品のFusion-io ioFXをお借りできる予定です。入荷次第検証しましてブログにて報告いたします。


コメントは受け付けていません。